せい☆どく

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感想垂れ流し系

デルトラクエスト 第65話 「デルトラよ永遠に」

実に良い最終回であった。さすが1年以上付き合うと感慨もひとしおか。


のっけから提供絵が笑わせにきた。なにこの鬼畜王リーフ、あまり違和感がないじゃない。
話の方も突然いなくなったリーフを仲間達がどこへ行ったんだと推理という名の詮索をしながら捜索していくという割と気の抜けた話。
特にヤマもオチもなくリーフが一皮剥けたという状態を見せたかったにしては相変わらずフラフラ出歩いたり何時の間にかいなくなっても不思議ではない王様っぷりではある。
というか何だかんだ言ってリーフは信用されなさすぎではなかろうか。酷い言い草だ。
最終回でも結局ジャスミンとの仲は進展しているのかいないのか微妙なまま終わったのが残念だったけどラブラブしてる二人というのも想像できないしこんなものか。
一方バルダはハム太郎に振られていた。最後の最後までネタを提供してくれるとはさすがおっさん、俺のおかげでもある。
リーフが結婚すると聞いてそんな話聞いてないぞとか言ってたけど多分実際結婚があったとしてもおっさんには言わないと思うんだ。
あとグラソン姐さんの可愛さは異常。
それにしても最後まで一貫してデルトラらしい展開だったなぁ。普通の作品なら最後の式典で敵の1匹でも現れるのだろうに。
あのどこか牧歌的な雰囲気がデルトラクエストデルトラクエストたる所以か。大王に支配されてる時でもどこかのんびりした世界観だったし。


総括。
実に良いファンタジーであった。ここまで安定したファンタジー作品はそうお目にかかれるもんじゃない。
単純にファンタジーというだけならいくつかあるのだが気楽に見れてキャラも魅力、さらに割と意味深い含蓄が多いという本当の意味での子供向けファンタジーはなかなかないもんだ。
特にキャラクター部分はかなりポイントが高い。リーフ、バルダ、ジャスミンの絶妙な関係が各々の魅力を引き出してるというか基本的にバルダのおかげでもある。
スタッフも意図的にバルダを面白キャラにしてたんだろうけど原作でもあんな妙なキャラなのだろうか…ちょっと原作を読んでみたくはなった。
基本的に2期どころか3期までできるほどストックはあるんだろうけどこの手の作品でそれを求めるのは酷というものだろうか。
そもそも延長戦をやってくれた事自体予定外っぽかったし、ここは物足りないくらいが丁度良いということで諦めるべきかな。
次からレスキューフォースか…見るかどうかはさておき棒読みが気になるところではある。