せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

秋アニメまとめ雑感

分割2クール物は除く。


甘城ブリリアントパーク
1話の時点でゴールは見えていたけどそのゴールに向かうまでの道筋をどう歩いて行くのか非常に興味深かったアニメ。
想定よりファンタジー路線に進んでしまった感はあるけどまぁ経営シミュレーション見たかったわけでもないのでこれはこれで。
ただもうちょっと苦労っぽいことをしても良かったんじゃないかなーとは思わなくもない。金がない時は人材で補って人材がない時は金で補って…みたいなやや都合良い場面もあったし。
まぁこのアニメはせんといすずと言うキャラを世に知らしめただけで大成功と言えるのだが。何度でも言うが姫様よりせんといすず派。


俺、ツインテールになります。
もし後年このアニメを語ることがあれば必ず「作画が…」と言わざるえない程度には作画が酷かった作品。
そりゃディスクにする上で作画修正はするんだろうけど大半の人に取っては修正前の作画が基準になるわけで。内容より性癖より作画しか語られないことになる作品は不幸である。
4話まではまだ作画も良かったので原作販促と言う意味なら貢献はできたろうけどすでに原作を読んでてアニメを楽しみにしていたファンの心中は察して余りある。カットも多かったようだし。


ガールフレンド(仮)
キャラの多い作品はこうやってアニメ化するんだよ!みたいなノリで最後まで駆け抜けた系アニメ。
とにかく1話ごとに出てくる女の子が多種多彩で確かにこれだけの数こうするしかないよなーと返す言葉もないのだがキャラを増やしすぎたせいで話や作画が単調になっていたのはやや残念。
じゃどうすれば良かったのかと言えば尺を増やす以外どうしようもないのだが。キャラを減らすのは愚の骨頂だろうし。
まぁちゃんとゲームを遊んでるプレイヤーが一番無茶なアニメ化だと分かってたろうしキャラ減らしたら不満が出る、なんて言うこと自体外野の意見なのかもしれないけど。


白銀の意思 アルジェヴォルン
放送としては終わったし多分続編もないだろうけど明らかに作品としては終わってない終わらせてもらってないよなーと思わなくもない。
スタッフがやりたい事をやって、さらにまだまだやり足りないんだと言う気概は伝わるのだが如何せん世間はそれを許してくれないわけで。世間と言うか金を出す立場の人間か。
たまに「若い主人公やスーパーロボットを廃して無骨なおじさんが量産型で戦うロボット作品」を見たいって言う人がいるけど実際それを作っちゃったのがこれかなと。
一応作品の体裁的に若い主人公やスーパーロボット自体は出てくるのだがまともな活躍は少ないし戦況にも影響しないしで扱いとしては底辺に近いものだったし。


・神撃のバハムート-GENESIS-
つくづく映画的だったなと言わざるえない。序盤の引き込み、道中の伏線、終盤の盛り上がり。どれを取っても1本の劇場のようであった。
話自体はオーソドックスと言うか古典的ですらあるのだがそれを支える作画や音楽がしっかりしているだけで今の時代でも十分見られるものになるのだなと。
作画が良ければキャラの魅力が増すしキャラがちゃんと動けば世界観や雰囲気に説得力が増してくる。基本的なことだけどその基本を最後までしっかり保つことがどれだけ難しいやら。


ソードアート・オンラインII
今一度この作品を振り返ってみると作者は単にネトゲ世界で俺TUEEEEEをしたいんじゃなくてネトゲを題材にした色んな話を作ってみたいのかなと。
FPSゲーを隠れ蓑にリアル殺人をする、自動AIが勝手に作るシナリオに参加する、リアルダイブのおかげで奇病難病の人が自由に動ける世界を作るetcetc...
主人公無双は話をまとめるための舞台装置であってあくまで話ありきだと思えば2期目のkiritoさんの影の薄さも分からなくはない。何せ最後の話は主人公そのものが交代しちゃったわけで。
単にウケ狙いならデスゲーム系で俺TUEEEEを続ければ良いわけだしちょくちょく題材が変わるのはつまりそういうことなのだろうか。


天体のメソッド
時間を置けば置くほどこの作品のキャラや世界観は優しかったなぁと望郷の念が募るばかり。序盤は除く。
終盤にかけて尻上がり的にキャラの魅力が増していく手法はまさにギャルゲ的ではあるのだがアニメだとそれを楽しむ尺がほとんど残ってなかったのが残念至極。
続編だの2期だのを求める作品ではないけど番外編として最終回のその後を1話くらいやってくれるならぜひとも見たい作品ではある。
と言うかノエルが見たい。


棺姫のチャイカ
尺の都合で潰された系アニメ。売り上げ的な話をするのも下世話だが2クール目が全10話になったのは確実に1クール目のそれが原因だろうなぁと。
それでも実質20話以上あるんだから話をまとめられないのは作り方が悪い、と言えなくもないだろうけどこのアニメ独特の設定や世界観は序盤中盤の土台あってこそのものだと思うので。
故に2クール目も12話あればきちんと世界観を作り上げたまま余裕を持って終わらせることもできたと思うと実に勿体無い。


ヤマノススメ
1期に比べたらあまり山を薦めてくれなかった気がするけどそれでも山登りの楽しさは伝わってきたと思う。
思うのだがこの作品の本質はあおいとひなたのキャッキャウフフであって山登りはやっぱり添え物かなーみたいな。2人ともいちゃいちゃしすぎなのが悪い。
真面目に言うならとにかくキャラの動かし方が上手い作品だったのでその分思い入れも深くなったのだろうなと。実際あおいひなたがあまり出ない楓さんやここなさんメイン回も十分面白かったし。
放送時間が15分しかないのにここまでキャラを立てられるのはスタッフが優秀なのか声優のおかげなのか。両方か。