せい☆どく

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感想垂れ流し系

ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? 第12話 「ネトゲの嫁は女の子なんですよ!」

ジャイってなにかと思ったらFEZネタか。


3話に1回は良い最終回やってたこのアニメだが本当の最終回もこれまでに負けず劣らずの実に良い最終回であった。
文化祭の出し物が砦占領スクショってのはどうかと思わないでもないけどそこに至るまでの流れは起承転結良く進んでいったなーと。
やはり最後にモノを言うのは技術でも友情でもなく課金勝利と言うことか…日本円にしていくらくらい使ったのだろうこの30分で。
この手の課金アイテムをゲーム内マネーで取引できるのは運営側のザルさが原因だし違法ではないのだろうし個数の差こそあれど回復アイテム連打は対人戦では基本だけども。
まぁその辺は本人が言う通り有意義な金の使い方と思えばそんなものかな。何の策もなくエンジョイ勢が廃人ギルドに勝つのもなんだし勝因としては悪くはない、むしろ良い。
ぶっちゃけこのGvGも全て最後のイチャイチャを引き立てるための前フリでしかないのが何と言うか。普段からリア充爆発しろとか言ってるけど誰がどう見てもリア充なのはこのネトゲ夫婦そのものすぎる。
普通この手の作品はメインヒロインよりサブヒロインの方が可愛く見える…実際シュバインや会長も可愛く描かれていたのだが…アコも負けず劣らずのメインヒロインっぷりを発揮していたせいか最後も実に微笑ましく見ていられたなと。
応援したくなるカップルと言うのはなかなか貴重なわけで。


総括。
最近は「ネトゲやってたら異世界に飛んじゃった」「ネトゲそのものが非日常空間になった」みたいな作品が多い中で正しい意味での良いネトゲアニメだったなーと。
題材は多分ROなんだろうし若干ネタの古臭さは否めなかったけどだからこそすんなり飲み込めたと言うかこの手のネタが浸透したからこそ作品として成り立ったと言うか。
実際最新のネトゲソシャゲで作品作るより多少古い方がネタが周知されている分受け入れられやすさはあると思うわけで。これがまた3年後5年後ともなれば事情も変わってくるんだろうけど。
しかしネトゲネタがマニアックさや痛さを通し越して普通の内容として捉えられるようになったのはいつ頃だろう。ネトゲ全盛期が過ぎた辺りなのは間違いないだろうけど。
閑話休題
ネトゲネタ以外だとやはりメインヒロインを1人に絞って終始イチャイチャしていたのが大きいのではなかろうか。
サブヒロインも出てはいるのだが1話から明確にメインヒロイン=嫁と断定して話が進んでいくのは割とバクチだったろうしよほどヒロインに自信がなきゃ普通できないよなぁ。
その点は上でも言った通りアコは十分メインヒロインにふさわしい可愛さを描けていたと思うし作者の狙い通りだったんだろうけど。
あとこれも忘れてはいけないのだがとにかく主人公が良いキャラしていたのがどデカい。最近だとこのすばもそうだけど主人公が常識人、かつ空気も心の機微も読めるツッコミ担当は見ていて楽しいので。
人の心がわからぬ朴念仁よりは多少ご都合でも敏い方が話もスムーズだし何よりきちんと問題を処理してくれるだろうと言う安心感が大きいからなー。好かれる主人公とはかくあるべし。