せい☆どく

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感想垂れ流し系

終末のイゼッタ 第12話 「イゼッタ」

あれで世界中の魔力が消えるなら安全圏でやっておけば白い魔女も勝手に墜死したのでは。


思ったより救いがあって期待したよりはスケールの小さい最終回であった。
やれ国債だ連合だ世界大戦だと風呂敷広げながらも結局は魔女同士の戦いだけ描いてあとはダイジェストで終わっただけだし。
ラスボスっぽかった皇帝なんて勝手に自殺しちゃうしなぁ。あの男娼がロシアのスパイかと思ったのにまさか無関係とは…。
と言うかイゼッタ関連はまだしもそれ以外のキャラが急に都合良く動き出したのは話をまとめるためとは言えちょっと気になったところではある。
何の確証もないのに魔女は無力化するので問題ありません発言を鵜呑みにする各国代表がまさにそれと言うか。まぁその発言すら疑う描写入れていったらキリがないとは言え。
あとこちら側の胡散臭いお兄さんは眼鏡の亡霊に殺されたのにあちら側の胡散臭いお兄さんがのうのうとアメリカに亡命してるのも解せぬと言うかあの状況でなぜ殺さなかったのかパイロットおじさん。
そもそもあの場での会話も違和感があると言うか、皇帝がアゴヒゲを用済みとみなして排除しようとしてるのは知ってるくせにそれから逃れようとするアゴヒゲを自分可愛さかと罵られても。
イゼッタが(どの程度後遺症があるかはともかく)生きてたのは特に不満はなし。さすがにここで死んでる方が話として綺麗だと言うほど破滅主義ではないし。
ただ白い魔女への説得はイゼッタがドMなだけで説得でもなんでもなかった気がしないでもない。
自分は姫様のためなら火あぶりだって構わないよーとかそりゃ自分はそうだろうけど国に裏切られた白い魔女には関係ないわけで。結局力技での解決だったなぁと。


総括。
その場その場の話は楽しめたけど全体で見たら何がテーマだったのかなと思わなくもない作品であった。
普段はあまり方向性とかテーマとか気にせず見てるのだが最後のダイジェスト展開見たら何となくそんな事を考えてしまったので。
最初こそ第一次世界大戦に魔女が現れて科学兵器相手に無双する爽快感ある内容かと思ったら敵にも魔女が出てきて恨みだの怨恨だのとズルズルになった感があるしなぁ。
最近の作品で言うならカバネリもゾンビ相手に進撃の巨人する話かと思ったらVIVA様が出てきてコレジャナイになったのを思い出した。
最終的に百合っぽい女の子が全力でご奉仕精神発揮しながらボロボロになっていくのを見る作品…と言うと身も蓋もないか。


次回は実写コメンタリーだっけ。見るかどうかは微妙なところ。