せい☆どく

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感想垂れ流し系

幼女戦記 第拾弐話 「勝利の使い方」

続編がなければビターエンドも良いところすぎる…。


と言うわけでなんとも後味の悪い最終回であった。
基本的には勝ったまま終わったのだがあれほど散々次の戦場へ更なる戦争へと連呼されれば気も滅入ろうと言うもので。
実際これから明確に全世界からフルボッコされますよと言われた以上やはり史実通りに負けるのは見え見えなわけだしなぁ。
国が滅びるのが先か少佐が死ぬのが先か。さすがに死ぬまでこの国に付き合うとは思えないけども。
しかしアフリカで終わらせるための尺稼ぎとは言えAパートのダラダラした婉曲な物言いはえらい時間が長く感じて困った。
ゴチャゴチャ言う前にさっさと結論を言えば良かろうに長々と例え話をして結局報告待ちになったのがなんとも。
戦闘パートもないし最後の最後でちょっとかったるい終わりになったのは否めないかな。


総括。
ぶっちゃけよくある異世界転生物の1つではあるのだが基本的に「現代知識無双」や「現代の道具を使って暴れまわる」みたいな要素は少なく。
転生先で優れた才能を持って生まれたのは確かだけど正直この幼女が平均的な魔術師と比べてどのくらい強いのか分かりにくいのでなんとも。
どちらかと言えば用兵術や人を殺すことになんの躊躇いもない大胆さこそが取り柄なんだろうけど現代に生きるサラリーマンが何故そんなものを持っていたのか…。
あと周りの評価が固まる前が面白かっただけに完全に大隊としての指揮官になってからは周りのリアクションも薄くなったのがちょっと物足りず。
転生物としても軍事物としても俺TUEEE物としてもここで終わるとやや半端感は否めないので是非とも2期をやって欲しいものではある。その場合キャラデザは漫画版で1つ。