良い最終回であった…とは言いがたい終わりっぷりだった。
とりあえずキスダムでも同じこと思ったけどなぜOPやEDに突然SEを入れるのか。へちょく感じる。
割と楽しみにしていた7万への単騎駆けが随分微妙な感じに終わってしまったなぁ。
作画自体は十分凄かったのだが、なんというかそこだけ浮いてる感じがしたというか。
いくら作画が良くても中身が伴ってなければどうでも良いと言う事が良く分かった。
原作に比べてどうのこうの言うつもりはないけど単体で見たとしてもツッコミ所が多くて困る。やり方次第ではもっと盛り上がったろうに。
せめてサイトが生死不明の状態を前回にまわして最終回に戻ってくるみたいな展開だったらまだ余韻もあったろうが…。
もしくは7万の軍勢どころか相手の黒幕までばっさり殺ってから生死不明状態にして、ある日突然花が…みたいな余韻を残したまま終わらせた方が良かったのでは。
不思議な花のおかげで死亡確認！してから数分後に戻ってこられては感動もなにもあったもんじゃない。
妖精がどうのこうの言ってもどうやって助かったかが明言されてないし、そもそもあの状態で助かる展開が想像つかない。
ティファニアがシルエットだけ出てきたのは3期への伏線かとも思ったがあそこで療養してルイズが探しに来るという展開を潰している以上それも無理な話か。
それでもなお3期をやろうとするなら今回以上に原作をぶち壊すことになりかねないし。
しかし今回だけのカットを見るとティファニアがえらいアホな子に見えるなぁ、能登的な意味で。どんだけ気の抜けた声だか。
総括。アニエス編は丸ごとルイズとサイトの話か旧メンバーにあてがうべきだった。オリジナル話でも良いから。
1クールしかないのにさらにその半分くらいをレギュラー陣蚊帳の外にほっぽいてやるような話じゃなかったよなぁ。
あんだけ描写されたにも関わらず最終回近辺になるととたんにいらない子になったし、アニエス。
なにより戦争の結末も張るだけ張った伏線も新キャラの掘り下げすら曖昧なまま終わってしまって作品として完結してないのが一番の問題か。
3期があるないに関わらず、とりあえずそのクールで物語を締めるのが作品としての義務だと思うのだが。
ぶっちゃけ1話や4話みたいな展開だけで良かったんだよってのが正直なところ。
