最後らへんにナイスシップが見えた気がするが、何だかんだで良い最終回であった。
前半はスバル＆ティアナがなのはと何しに入ってきたのか分からない部隊長を救出するという展開。
歩いて脱出やとか本当にはやては何しに来たんだ…ヴィータも結局後続に任せてるし、変身シーンがないままユニゾンしてきても即解除で意味がない。
とりあえず4番を抱えてる暇があったらもっと別のことに労力を使ったほうが良いと思うのだが。むしろ4番に止めをですね。
一方シグナムは待ってましたと言わんばかりにアギトとユニゾン。やってることは雑魚退治とユニゾンしようがしまいが特に変わりはなかったが。
てっきりゆりかごをぶち抜いて脱出路作るくらいのことはやってのけると思ったんだが。
正直同人関連ばかり見てたせいでバーニングアリサを連想したのは秘密。炎の羽はあんまり似合わないなぁ、シグナム。
というか前回粉々に砕けたグラーフアイゼンが何故普通に戻っているのだろう。はやてが直せるわけないし自動修復できるレベルでもなかったろうに。
あとフェイトをお姫様抱っこしたエリオはちょっと頭を冷やそうか。
肝心のスバルはようやくWリボルバーナックルを披露したけど相手が壁って時点でどうしても盛り上がらない。そういうのはナンバーズにぶつけるべきだった。
Bパートはお約束通り後日談。博士は捕まってるのに何であんなに偉そうなんだか。
しかしナンバーズはスカリエッティを見捨てた面子が多くて少し泣く。あんだけ和気藹々としてたのに慕われなさすぎだドクター。
4番なんか真っ先に裏切りそうな腹黒さがあるのにドクターに殉じてるもんなぁ。姉妹と会うのを楽しみにしてたと公式設定の2番は一人だけ死んでるし。
まぁ正直更生組と留置所組は人気で分けられた気がしないでもないのだが。留置所組のなんと陰気な事か。
それはさておき妹の膝の上で本を読んでたりギンガ講座の時に腕組み胡坐をかくチンク姉が可愛すぎてどうしようかと思った。2クール目からほぼ出番なしだったけど。
数の子はもうちょっと掘り下げてくれればもっと人気出たと思うんだがなぁ…実に勿体無い。座り方1つとってもキャラが立っているのに。
何だかんだであっさり1年経過してたけど19歳ならまだしも20歳はさすがに魔法少女とは言いがたいですなのはさん。10代と20代の隔たりは大きい。
しかしはやてとか20歳にして二佐って。本当に管理局掌握するのも時間の問題になってきたなぁ。あの関西弁は昔から腹黒いと思ってました。
最後の模擬戦はフェイトがあまりに蚊帳の外で吹いた。あの状況で模擬戦をやろうとする隊長陣もアレだが何も聞かされてないフェイトそんがアホ可愛くて困る。
それでいて一番やる気になってるのもフェイトなのだが。
EDをバックに各々の進路を描いているのは2期でもやったことだがこの手の描写は無条件でしんみりするから反則だなぁ。
いらないキャラの後日談ばかりでクロノとかその辺すっ飛ばされたような気もするが、大体はめでたしめでたしと言った所か。
それにしても4期をやろうと思えばいつでもやれるような状況なのがなんとも心憎いというか。一応全員健在だし。
最後に新人に檄を飛ばすなのはで締めというのは実にこの作品らしい終わり方だったと思う。
総括。
1クール目は色々グダグダあったものの終わってみれば良い最終回だったかな。
終わりは妙に綺麗なんだよなぁ、なのはシリーズって。余韻があるというか。
使いきれてない設定や活躍の足りないキャラクター、そもそも作画の低空飛行など不満点は色々あるが正直都築信者なのでその辺は気にしない事にする。
だってこの人の作品ってずっと昔から似たようなげふげふ。とらハもなのはも3は微妙っスねとか言った人、ちょっと頭を冷やそうか。
ただスバル、ティアナはともかくエリオキャロの終盤のいらないっ子ぷりはちょっとどうにかしてあげた方が良いとは思ったが。
なんせこの二人と相対するルーテシア自身が話の主軸から外れたいらない子になってたからなぁ。
正直ルーテシア、ゼストコンビはいない方が話としてはスマートだった。ああアギトは別。
あとナンバーズが多すぎて中盤は数の暴力にイライラ、終盤は話の都合により強さが大幅ダウンするという微妙な展開はどうかと。
せめて6人程度、秘書と眼鏡と変身と偽スバルとっス娘とチンクだけで十分だった気がしないでもない。
その分をルーテシアの描写に回せばそれとやりあうレギュラー陣の強さや描写も説得力が出ていたと思うのだが。
結局は1期、2期メンバーの存在感が強すぎて3期メンバーが薄いという結論になってしまうのだが。タイトルがリリカルなのはなだけにそれはもうしょうがないんだろうけど。
何にせよ仮に4期があるならもうちょっと引き絞った話にして欲しいもんだ。2クールあるからってあれもこれもと贅肉増やした3期の二の舞にならないように。
