本当に良い最終回であった。
ネウロイ大和が止まった原因は分からないままだったり相変わらずこちらの兵器が乗っ取られたり魔力切れだったのにいつの間にか皆戦闘できる状態だったり結局もっさんではなく芳佳が烈風斬使ったりと気になるところは多々あるがそんな細かいことはどうでも良くなる終わり方であった。
ああ言う激動を戦い抜いた未熟ながらも才能のある主人公が全ての力を使い果たして日常に戻るエンディングに凄く弱いんだよなぁ自分。これだけで全てを許せる。
もっさんが退場するのはさすがに止めようがないし有終の美を飾って消えるのもそれはそれで、と思っていたがまさか芳佳までウィッチ引退するとは予想外だった。
ウィッチ1人退役することでネウロイの巣が完全消滅、ロマーニャという1つの国が開放されたことを考えれば全然安い取引なのではあろうが…。
ストライクウィッチーズには色々な隊が存在しているとはいえ自分の中ではストライクウィッチーズ＝第501統合戦闘航空団＝宮藤芳佳の物語だったので芳佳の引退＝ストライクウィッチーズの終了としか思えないから困る。
そうして振り返ってみれば芳佳というキャラは実に主人公らしいポジションにいたんだなと改めて思わされた。普段は地味で目立たないおっぱい魔人だけど主役やってるだけの魅力はあったんだなぁと。
後日談も尺の関係上だろうけど芳佳だけしか描写されなかったのが他のメンバーと切り離された芳佳を表していて胸がムネムネする気分に。他の隊のメンバー出したせいだろうけど。
魔法を使わなくても小鳥を助けられるようになったのが芳佳の成長の証だとしてもやはり一抹の寂しさは拭えないなぁ。
まぁやろうと思えば無理やりな展開で魔力を復活させることもできるんだろうけどさすがにそれは興醒めだし、少なくとも芳佳主体の話はここで終わらせるのがベストであろうか。
あと関係ないけどみっちゃんがスカー…ベルトをつけてるにも関わらずパン…ズボンが見えてるせいかエロましさ半端なさすぎた。
総括。
2期は全体的に1期の焼き直し、あるいはアッパーバージョンみたいな展開が多くて安定してはいたけど度肝を抜かれる展開は少なかったのが残念。
まぁ7話は1期2期あわせても格別の面白さだったしエイラーニャ好きとしては6話ははずせないとは言え、それ以外の話は平均点は取れてもそれ以上頭抜けるのが少なかったなという印象。
だからこそ最終話での芳佳引退はまさに度肝を抜かれる展開だったのだが。この終わりを見られただけでも2期の価値はあったと思う。
ただこうなってくると3期は絶望的、ないし他の隊の話になりそうだなぁ。
今フミカ姉がツイッター上で502や504のSS書いてるしそのメンバーもかなり面白そうではあるのだが、上でも言ったけどやはりストライクウィッチーズは501という印象が強いので。
もちろんやってくれればどんな話でもついていくけど。とりあえずは2期の売上次第か。
そう言えば完全に忘れられている芳佳パパンのこととかもどうするんだろう。別に説明あってもなくてもどうでも良いキャラな気はするけど一応伏線っちゃ伏線だろうし。
