せい☆どく

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感想垂れ流し系

異国迷路のクロワーゼ 第12話 「屋根の上の猫」

結局湯音は何の音を聞いていたのか。


最終回でもすぐキレるクロード様はブレないと言うべきか成長しないと言うべきか。気を使わせてると思うならキレないでください
いやまぁ最終的にはトラウマも何も乗り越えて湯音に色々喋ってはいたけどなんやかんやでやっぱり変わらなかった気がする、この男。
多分次のトラウマスイッチを押したらまた今回を同じ事すると思うし。なんだろうなー、悪い奴ではないし短気というわけでもないんだろうが地雷を踏むとまったくこらえる気がないと言うか。
いきなり切れる割に気を遣うという心構えはあるもんだから傍から見たらいつ爆発するか知れたもんじゃないという。そりゃ湯音みたいのがホイホイ外に出たら心配になる気持ちも分からないではないが。
おかげでクロードのフォローをする爺さんの株が上がる上がる。最後も美味しいとこ全部持っていったし。
よくよく考えればこの爺さんも放任主義も良いとこな適当さなのだがそれが悪い意味に映らないのは人徳だろうか。クロードもこの適当さを1割くらい見習えばなぁ。
あ、湯音は最終回でもkawaiiままでした。それでいい、それだけでいい。
お前はいるだけで可愛いから皆和むし良いんだよと言われて納得するのはどうかと思うけど。


総括。ゴシックちゃんkawaiiの正統的な後継者と言っても過言ではない作品であった。
あちらほど良くも悪くも内容が波乱に満ちてはいなかった分少し眠くなるような内容がないではなかったが概ねなごみ系作品としての本分を全うしたのではないかと。
ただ映像で映る限りではクロードとアリスの間を行ったり来たししてるだけでギャルリとの絡みが少なかったのが気になるかな。
それなのに最終回ではすっかり家族のように受け入れられている、と言うのは賛同しがたいというか。もう少しギャルリで生活する人達と絡みがあれば良かったのだが。
映像面に関してはほぼ文句無しの出来栄え。作画も安定してるし背景も綺麗だし、当時そのまま…というわけではないだろうがなかなか想像力をかきたてる美術っぷりだったなー。
原作巻数的に2期目はほぼ無理だろうけどやってくれるならまた見る、そんな作品であった。