せい☆どく

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感想垂れ流し系

ゆるゆり 第12話 「みんなでポカポカ合宿へ」

アッカリー…あれ?


そんなわけで最終回らしい最終回は前回やったおかげか実にやりたい放題な最終回であった。
まさかこのご時世に爆発オチで締める作品があるとは。普通に来週もありそうな引きだったなー。
パジャマ話とチョコ騒動は概ね原作通りで後はアニメオリジナルだったかな、全体的にうまい具合に繋げていたとは思う。
ただチョコレートボンボンで酔っ払ったネタがただの魔物化というのはよく分からない理屈だったなぁ。チョコだとしても飲酒ネタはご法度なんだろうけど。
さすがに食事時になっても思い出されないあかりも少し不憫ではあった。唯一思い出したのがちなつという辺りがまたなんとも。
そこ以外は概ね満足、特に覚醒千歳のキス魔モードはあいなまさんの演技もあってか実にエロトピア。2度も犠牲になったあかりには同情を禁じ得ないな!
あとこれは個人的な嗜好の話になるのだが最終回でもさくひまがハブられ気味なのは少し泣く。原作じゃいなかった先生、生徒会長、千鶴はいるのに。
まぁその辺のオリジナル要素はそれはそれで面白くあったし全体的に尺の問題だろうから2期があるならさくひまメインの話を多くしてもらいたいものだ。


総括。このような良質百合作品をアニメ化になるまで見過ごしていたとは一生の不覚。
とは言え1話を初めて見た時の感想は「1話にしてキャラの影薄いネタとか意味が分からない」だったけれども。キャラがこなれてきた2話以降から尻上がり的に面白くなっていった感じかな。
ごらく部だけでなく生徒会メンバーの出番が増えてきたのも2話からだし1話は色んな意味でふるいに掛ける話だったな。今見ると色々気を使ってる内容だとも思うのだが初見な人が1話切りしても無理ないとは思う。
ごらく部と言えばメインキャラ4人が全員新人というのもなかなか冒険したキャスティングではあったなぁ。周囲に有名所を配したとは言え…ってその辺はミルキィホームズと同じか。
聞いてて一番上手いなと思ったのはちなつの中の人かな。いやまぁ竹達彩奈に似てるからだと言えなくもないがそれを抜きにしても。
全体的に作画は安定していたしネタもカットされたり改変した部分があるとはいえ尺の都合上のものなので不満は特に無し。総じて夏アニメでも屈指の出来栄えだったと思う。
強いて不満点があるとすればやはりひまさくの出番がですね。意図的と思うくらいひまさくメインの話を避けていたし。
そしてひまさくの話を進めないということはこの2人の関係性が変わらないということで、たまに出番があっても言い争うかおっぱい言うだけの組み合わせになってしまったのはちと残念。
クリスマスデートのようなイチャイチャこそがひまさくの見所だと思うのだがなぁ。蛇退治、チョップスティック、プチ旅行、手編みのマフラー、散歩、大掃除、似顔絵、ダイエット…どれも屈指の話だけに実に惜しい。
いやまぁ原作最新刊近辺の話は無理にしても前半のネタとかそれこそ3巻とかそこらの話だしなー。
と言うか原作ストックの話をするならそれこそ3期もいけるくらいなので何とか続編をやってもらいたいところではある。なもり先生の筆の早さは伊達じゃない!
何気に作者の公式絵投下もアニメ人気の底上げ要素だったと思うので。とにかく絵が可愛いし。