せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

海賊戦隊ゴーカイジャー 第51話 「さよなら宇宙海賊」

最後にあまりに活躍するからゆかりんバード死ぬかと思った。


いやぁ…1年間駆け抜けた良い最終回であった。
ただ皇帝の船だけで空を埋め尽くさんばかりの大艦隊が沈んだってのはどうかと思うけど。反撃されなかったとはいえ宇宙最大の艦隊を1艦だけでってのはなぁ。
まぁその辺突っ込むのは野暮というものか。尺もないことだし。
尺と言えば皇帝本人にしても35の戦隊の力を全てぶつけられるためにただ頑丈なだけという印象しか残らなかったなー。いいサンドバックであった。
ぶっちゃけダマラスやバスコの方が強かったよね、実力もキャラの魅力も。アクドスギルじゃなくてヨワスギルだこれ。
もうちょっと時間があれば反撃やら巨大化やらあったかもしれないけど止めがシルバーのゼロ距離射撃というのはあっさりと言うか何と言うか。
悪くはないが最後はロボ戦で締めてもらいたかった気がしなくもなし。修理が間に合わなかったとはいえ。
しかし止めを差したのもそうだけどガイは最後まで裏の主人公だったなぁ。さすが地球人代表と言うことか。
だからってそのまま宇宙にまでついていくとは思わなかったけど。思い切りが良すぎるぞこの男。


総括。
ディケイドと違い2クールではなく4クールでのお祭り作品ということで途中の中だるみが心配されたが終わってみれば特に問題はなく。
やはり34のスーパー戦隊の魅力故か…と言うよりゴーカイジャー5人+1人そのものの魅力と言った方が良いのか。
海賊、他の戦隊の力を使うというワイルドな設定に負けないアクの強さは1年を引っ張る良い力強さであったと思われる。途中参加の鎧含めて。
そもそも鎧は途中参加とは言うもののかなり早い段階で参戦したし最初から6人揃ってゴーカイジャーと言ったほうが正しいのかも分からんね。
他には敵側に魅力があったことも大きいか。と言っても皇帝ではなくバカ殿下と愉快な仲間たちのことだけど。
正直殿下が亡くなってからは消化試合感が強かったからなぁ。そこを支えたのは最後まで悪の魅力があったバスコに他ならない。
後はなんといっても殺陣の豪華っぷりにあるだろうか。変身、生身問わずやたらグリグリ動く様はマーベラスの口癖の「派手に行くぜ」に相応しい見栄えの良さ。
よほど相手が強い名有り以外は概ね圧勝していたというのも気持ち良さの要因だろうか。負ける時はこれでもかと言うほど負けるのでそのギャップもまた良し。
全体的に非常に満足度の高い作品だっただけに次回作は否応なくプレッシャーを感じるだろうなぁ。
果たして1年見続けても良いと思える出来になっているのかどうか。期待半分不安半分。


とりあえずスーパー戦隊VSライダーを楽しみにしておこう。