せい☆どく

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感想垂れ流し系

ひなこのーと 第12話 「あこがれのばしょ」

最後まで日常アニメの鏡のような作品であった。


そんなわけで良い最終回であった…と断りを入れるまでもなく普通に終わったこのアニメ。
何せAパートがバレンタイン話でBパートがそのお礼に出かける話と本当にとりとめないまま最終話が終わったしなぁ。一応特殊EDではあったけど。
もうちょっとこう終わりらしい話を見せてくるのかと思ったのだが最後までマイペースを貫いたのはさすがと言うべきか。
まぁ一応腐っても演劇を題材にした作品だったのに全く演じることなく終わったのはどうかと思わないではないのだが。前回もまともに見せてなかったし舞台。
その辺は「いずれ自分もプロの役者のように」みたいな目標を持ったと言うことで満足しておくべきだろうか。そのいずれが来る時があるかはともかく。
しかし作中でも触れられてたけどバレンタインのお礼なのにゆあちゃんを誘うことなく普段のメンバーだけで舞台見に行くのは色々どうなんですか大家さん。
連絡取れなかったとか断られたとかじゃなくて普通に連絡しなかったみたいに言ってたし何気に腹黒い…とは言わないまでも結構良い性格してる気がする。
この若干雑で不遇な扱いがまさにゆあちゃん。


総括。
日常アニメにしては珍しく部活動に専念(舞台描写こそ少なかったけど)してて。
日常アニメにしては珍しくドギツいエロ要素が多め。そんなまんがタイムきらら…ではなくコミックキューンの刺客であるこのアニメ。
要するに萌えありエロあり日常ありの良いとこ取りアニメのはずなのだがどこか微妙に物足りなかったのはなぜだろう。
作画も良いし声優も気になって仕方ない子はいなかったし基本的に大満足出来る部類のアニメだったのだが。やはりテーマである演劇パートが思ったほどではなかったせいかな。
2度3度舞台を開くことはあってもほとんどダイジェストで飛ばされて結局よくある学園日常作品になってたし。それはそれで嫌いではないのだが。
できればもう一味欲しかった感は否めないか。もっと出来るポテンシャルを感じただけに。