せい☆どく

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感想垂れ流し系

くじびきアンバランス 第12話 「ゆめをかなえてみよう。9点」

良い最終回であった、かもしれない。


雰囲気悪くしてた副会長は会長自ら引導渡した上で次期会長の尻を引っぱたいたあげく自分は留学とか今までのツケを払うような行動力だ現会長。
やはり会長はヘルメットない方が、とは思ってたけどここまで性格丸いとは思わなんだ。出すのが遅いよ色々と。
会長の責務を頑張ってこなしてたとか健気っぽいとこはあるものの二人きり三人きりになる場面は今までもあっただけにかなり勿体無い。
留学云々は伏線もなにもなかったというか婚約話を完全になかったことにしてるのは元からの路線だとすれば婚約者の人も可哀想に。
しかしあんだけツンツンしてた副会長が半ば自己解決のように瓦解したのはあっけないというかそれだけで終わるのかというか。
案の定三角関係については半分ぼやかされた感じになってたけど、結局りっちゃんルートってことで良いんだろうか。
オチのシュールさとEDの和やかさに関しては秀逸だった。超能力妹の可愛さは異常。


総括。
げんしけん内作品のアニメ化とかそこまでアニメ業界にはネタがないのかと思ったものの、出来自体は悪いものではなかった。
ただくじびきに始まりマンモス学園だの宇宙人だの暗殺者や忍者だのといったトンデモ設定がほとんど上滑りしてたのは残念。
特にくじびきなんて最初の1回だけだし、主役サイドの幸運&不幸設定もあるのかないのか分からない程度の代物だったなぁ。
基本的にテーマというものがないから何でも出来るのが売りであり、何やっても違和感を感じるのがこの作品の評価になりそう。
生徒会や三角関係ですら何でもやれる器の中の一部分ってだけで全米注目!というほど見ごたえがあるものでもなかったし。
緩々見る分には十分なくらいの面白さはあったので特に文句はないけど、ただ主人公が最後まで鬱陶しかったのが難点だったか。
あれを見て好感度高い人のほうが少ないだろうけど。