せい☆どく

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感想垂れ流し系

仮面ライダーカブト FINAL 「天の道」

良い…悪い…うーん、なんというか普通の最終回だった。盛り上がりに今1つ欠けるのはゴローちゃんのせいか。


カブトが生死不明の状態で残るライダーはガタックのみ、というシチュエーションは燃えるものがあった。
いやまぁ後日談でしか出てこない役立たずドレイクがいたような気がしないでもないけど。ザビー並に空気だったなぁ。
希望としては本当にカブトが死んでてガタックがハイパー化、それでもピンチなどころに黒カブトとのWライダーキック。
そして逃げる根岸の前に地獄兄貴が現れて「弟が世話になったな」と言いながら片付けてくれれば確実に泣いた自信があるのだが。
さすがに天の道を行く男が死んだらまずいのか。個人的に龍騎の最終回と手前の話の盛り上がりは非常に好きなんでパクってくれても良かったのに。
その天道総司さんですが、相変わらずどうやって怪我を治したのかも脱出できたのかも不明のまま俺様参上。
あっさりやられたガタックも気合入れて再変身した割には役に立ったのか立ってないのか。ハイパーが強すぎるからしょうがないんだろうが。
まぁゴローちゃんネイティブがMHTをへし折ったのは良かったけど。やはり最後はライダーキックというのが見せ場的に美しい。
逆に一番の黒幕である根岸がただのサナギだったってのはちと残念だった。黒カブトが犠牲になる必要のある相手とは思えんのだが。
もうちょっと時間に余裕があれば根岸もゴローちゃんばりの強ネイティブ→黒カブト決死のライダーキック→炎の中で爆発、生死不明ってのが見たかった。
しかし田所さんは最後まで立ち位置があやふやだったというか、ネイティブでも平気で暮らしますというのを見ると影山の死が無意味になりそうだ。
蕎麦屋姿はどう見てもヤクザです。他所の、しかも料理のジャンルが正反対な店のキッチンで蕎麦を打つな蕎麦を…。
実に平和であとくされのない賑やかなエピソードは良。警官な加賀美も何故かパリにいる天道もそれっぽいなぁで済ませられる何かがあったし。
贅沢言えばやさぐるまさんを一目見たかったが、あれはあれで良かったのかもしらん。
何にせよ、最近のライダー物にしては珍しく最初から最後まで見た稀有な作品であった。響鬼さんは途中でドロップアウトしたし。
これはやはり各々のキャラクターが非常に個性豊かで見ていて面白かった、という件に尽きるだろうか。具体的には中盤以降のぼっちゃまとか。
色々矛盾や解消できてない伏線や納得のいかない設定はあるものの不満という不満はないし、1年間実に楽しめたもんだ。


次回からは何気に前評価高いと噂の仮面ライダー電王
俺参上、とか最初からクライマックス、とか口上は対したもんなんだがはたして。