せい☆どく

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感想垂れ流し系

もえたん 第12話 「スキップ!」

大学…生?


そんなわけで良い最終回であった。
どうせなら10月から開始して12月あたりに放送すれば丁度いい受験シーズンだったと思うのだが。
とりあえずナオ君が本気でいんくの正体に気づいてなかったことに驚いた。気付いてて知らないフリしてるとばかり。
しかしまさかAパートとBパートの間で受験がすっかり終わっているとは。まさにスキップ。
別に教育アニメでもないからねっちり受験描写をしろ、とは言わないが…それにしてもあの見た目で大学生とか詐欺も良いところだ。
肝心の魔法少女描写についてはいんくからナオ君の妹へバトンタッチ。別の話が展開してるけど本編には関係ありません、というシュールさは凄く好みだ。
今回限りだし新しく作る必要性はどこにもないのに、わざわざ変身シーンを書き下ろす辺りスタッフは力の入れ所を間違っている気がする。
思い返してみればこの作品で大幅な作画崩れってのはなかった気がする。1回外注にまわしたらあまりの酷さに総集編になった回もあるけど。
とまぁ色々やりたい放題だったものの終わり方に関しては実に普通なラブコメと若干大人しめな感じ。
綺麗に終わったはずなのにどこか物足りないのは気のせいだろう。


総括。
魔法少女物を徹底的に茶化すというか、お約束を悉く外して笑いを取るという点にかけては非常に優秀な話だった。
その分「もえたんって萌える英単語の略だろうにほとんど英語出てきてないじゃないか」と思わなくもないが、別に元から期待してなかったのでどうでも良い。
病的なまでに幼女嗜好なキャラデザは描写は自分の趣味とは少しかけ離れる部分があったものの、それすら笑いのネタとして見れば悪いものではなかった。
まぁ回りくどいこと言わず一言で表すなら「これはひどい」で十分なのだが。
実にカオスな内容で現代社会に疲れた頭には丁度良い感じのぬるま湯だったなぁ。余計腑抜けになりそうだが。