良い最終回…だったのだろうか。どうもオチてない気が。
とりあえず良いグーパンチであった。
父親を告訴した事により学校でも外でも心休まる時がなく、友人にすら微妙な目で見られるという崖っぷち文歌の描写までは良かったのだが。
その後の解決方法がどうにも強引というか漢の友情というか拳で語り合うというか…いいのか美少女二人がそんなで。
いやまぁ泣き顔だけでご馳走様でしたと言いたくはなったけど解決したのやらしてないのやら。当人が良いならそれで良いのだろうが。
結局「シゴフミ」と文歌/フミカの話があまり繋がってないのが違和感を感じるんだろうなぁ。多少細部を変えたらシゴフミである必要がないというか。
最後にシゴフミと自分達の境遇についてそれっぽい比較をしてたけどそれにしたって多少無理があるような。気持ちは分からんでもないけど。
それにしても父親が煌いてると思ったら母親も十分煌いてて吹いた。娘も将来煌くのだろうか。
しかし予想以上にどうしようもない母親だったなぁ。あんだけ若くて美人ならそうなるのも分からんではないが。
キラメキは変人であることを除けば良い父親だったということか。むしろ母親が原因で変人になったような節すら。
総括。
1話の壮絶な引きは十分期待が持てるものだっただけに結局文歌の身の上話に落ち着いたのはちょっと物足りなかったやもしらん。
まぁ可愛い女の子をメインにすること自体は何の異論もないのだがシゴフミというテーマを使った1話完結系を予想してただけに肩透かし感は否めない。
安易に合体せずそれぞれ独立した道を歩くのは一見良い話っぽいのだが1人の不幸な少女が生み出した多重人格がそんなほいほい受肉して良いものかどうか。
そんな事言ってたらフィクションなんざ見れないし精霊会議の一言で済んだ作品もあるから無粋な話ではあるのだろうが。
とは言っても十分楽しめたのは事実なので、とりあえずお疲れ様でしたと。
あー、あと散々似てない似てない言ってきた文歌/フミカだったけどお互い頭突きしあってるシーンは割と似てた気がする。
