量産型ブラックタイガー、完成していたの！
というわけであからさまに2期を匂わせる最終回であった。匂わせるっていうか決定してるんだけど。
ヒーロー達とブラックタイガースの総力戦は最終回だけあって実に良い動きしてたなぁ。これで普通に勝てたのならなお良かったのだが。
そりゃ黒海老1匹でも集団で勝てなかったのにほぼタイマン状態のあの情教でまともに相手できるはずもないけど最後まで微妙な活躍だったなぁ、虎兎以外のヒーローって。
あわや絶体絶命というところを助けてくれたのはルナティック…ではなくサー・イトウさんでしたと。便利だなーなんでもできる科学者って。
肝心のルナさんは何していたかと言うと自分で自分の記憶操作して廃人になったマベさんに止めを刺しにきただけでしたと。後の祭りっていうか無駄すぎますルナさん。
生かしておけばマベさんが自分で記憶消したとしても楓が記憶戻せたかもしれないのに。あの場でそうしなかったってことは無理だったのだろうか。
しかしおじさん何の伏線もなく復活したなぁ。正確には死んでなかったわけでバニーちゃんの早とちりなわけだが。
愛しの人が手の中でガックリやられたらそりゃ取り乱すのも分からないではないが。と言うかおじさんがヒーロー辞めるなら自分も辞めるってさらっとおじさんに重荷押し付けないでくださいヤンデレ兎。
結局は能力が1分になってもヒーロー復帰したタイガーの後を追うようにヒーロー復帰したわけだが。どんだけおじさんが好きなんだ兎、ちょっと腐狙いすぎの感があるような。
だがそれもいい。
総括。
後半になるにつれ2期制作のために途中で路線変更したのかな、と思うような話であった。
それがつまらないというわけでない、むしろ面白い方だとは思うけどラスボスがマーベリックというのは少し物足りなくもあり。戦闘向きのキャラでもないし。
どうせならジェイクとの決着と合わせればバトル的にもストーリー的にも盛り上がりそうなものだったのになー。さすがにゴチャゴチャしすぎるか。
まぁジェイクにしても死んだとは明確になってないわけで2期で出てくる可能性も0ではないか。それを言うならマベさんに叩き落された科学者もそうだけど。
全体的な感想としては最初は微妙なアメコミ作品だなーと思っていたらヒーローのバディ物がここまで面白くなるとは。
バニーが主人公ではなくおじさんが主人公というのも色々冒険だったんだろうけど結果的に良い相乗効果を生み出したのではあるまいかと。腐女子人気含めて。
ジェイク戦後の中だるみや他のヒーローの影の薄さ、おじさんの能力減退が都合のいい時にしか発揮されなかったなどと物思うところもないではないが全体的には満足の行く作品だったかな。
この調子で続くなら2期にも期待させてもらうことにしよう。
