せい☆どく

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感想垂れ流し系

仮面ライダーフォーゼ 第48話 「青・春・銀・河」

この支配からの卒業〜。
って言いたかっただけだよねこれ。


そんなわけで良い…うーん、オチ自体に不満はないけどちょっと駆け足過ぎた最終回であった。
KENGO退場を前回、復活を今回に収めたかったんだろうけどおかげで理事長がびっくりするくらい弱体化してたからなぁ。
まして獅子座さんなんて得意の七変化する間もなくメテオにあっさりやられてたし。あれほど圧倒的だったパワーはどこへ。
まぁいつか言うだろうと思ってた流星の「俺の運命は俺が決める」が聞けただけで満足だが。あとお互い変身が解けて生身になるシーンも良し。
話は無理やり押し込んだ感が強いけど演出面は悪くなかったんだよなー。ロケット、エレキ、ファイヤー、そしてコズミックというフォーゼの流れるような変身も見所だったし。
たださすがに理事長と戦ってるバックで卒業式は評価に困った。言いたいこともやりたいこともよく分かるのだがさすがにあれはシュールってレベルではないぞ…。
とりあえず理事長弱体化はあの精神攻撃が効いた結果と思っておこう。視聴者にも影響ある精神攻撃だったが。
最終的に理事長とも友達になったものの超新星の影響で敢え無く退場はちと残念。ぶっちゃけこの人特に悪いことしてないと思うので改心して理事長続けてくれても良かったのだが。
ただこの「特に悪いことしてない」が問題と言うか、今までのライダーラスボスに比べてややスケールが小さかったのは否めない。
実際行動を起こせばそれこそ宇宙規模の事件になったかもしれないけど結局事前に食い止められてるし。生徒や教師からすれば突然おかしなこと口走って行方不明になった、みたいな扱いになるのでは。


総括。
一言で言うなら最初から最後まで勢い任せで突っ走った作品。
細かい点を突けば枚挙に暇がないし実際粗も多いのだがそこを突っ込むのは野暮というものかな。勢いに乗るか飲まれるかが重要なわけで。
どうしても突っ込む部分があるとすれば12星座が次々出てくる辺りが若干ダレたことと終盤のスピード解決っぷりくらいだろうか。
幹部級を2話ごとに退治していってさぁ12個のスイッチが理事長の元に、と期待を煽るだけ煽って結局不発に終わりましたというのはどうにも。
弦太郎の友達発言も最後まで空回りしたまま終わったのは残念と言うか勿体無いと言うか。その点に関しては劇場版の方が上手く処理してるし不満というほどの不満ではないけど。
総じてWや000の終盤に比べると少し感動不足だったと言わざるえない結末ではあった。それ以外のとこは負けず劣らず良い部分もあっただけに実に惜しい。


次回からは仮面ライダーウィザード…予告だけではどんな路線になるか見えてこないがどちらかと言えばシリアス寄りだろうか。
動きについては既に劇場版で見ているのでストーリーがどうなるやら。