賢そうなのが本物なのかばかっぽそうなのが本物なのか。
途中まで完全に分からなかったよとかくさん…。
色々言いたいことは山ほどあるのだが…うんまぁ…うん…全員幸せそうだし良いかな！な最終回であった。
まさか本当に「晴を殺せたのなら自分が守ろうとした気持ちは本物のはず」で行動するとは思わなかったよとかくさん…ガチでクレイジーサイコレズじゃない。
これの何が問題かって別に晴が頼んだわけじゃないのが恐ろしいと言うか。むしろ何があっても生きたいと晴が常々言っていたにも関わらずこの行動、完全に自分が納得するためのアレである。
いや確かに今まで守ってきた当事者だし確認したいと思う権利はあるかもしれないけどその結果が殺せれば自分の意思だったってのは一足飛びすぎる。
と言うかたまたまチタンのおかげで助かったぜ！だったから良かったようなものの完全に己の我儘で刺したのになんで最後仲良く一緒に歩いてるんだろう。晴が億万回許したのだろうか。
こんなクレイジー2人相手にしようと暗躍してた鳰はある意味バカみたいというかバカを見たと言うか。変なことせず高みの見物してれば刺されずに済んだものを。
自分が兎角さんになりきって晴ちゃん殺したら面白いッスよねーと思ってたのにまさか本人が殺そうとしてたなんて思わなかったんだろうけど。ある意味被害者か。
しかし晴や鳰が生きてるのはまだしも服毒と自害したロミジュリカップルや100階から落ちたロボお嬢様が生きてるのはズルすぎる。
ただまぁこれだけ茶番を繰り返してきたこの作品だし誰も死なず幸せになりました、で終わるのも悪くないのかもしれない。それが許されるおおらかさがあると言うか。
間違ってもシリアス中二暗殺アニメではなかった。
総括。
ぶっちゃけ面白いかと聞かれると首を傾げるのだが好きか嫌いかで言えば割と好きだったと言える不思議な作品。
いやほんとなんだろうこの不思議な魅力。ダメな子を見守る親の気持ちってこんななのかなーって思っちゃう。
最初はオサレ系百合作品かと思ってたのだが天然なのか意図的なのか突っ込みどころや笑いどころが次々襲いかかって真面目に見ることはできなかったよ…。
ある意味女の子だらけの日常枠だったのだろうかこれ。ちょっと殺し合いはしてもらうけど実際に死ぬことはないので安心してほしい。
死ぬことはない、に関係することだが個人的にこのアニメが一番狂ってると思う部分って「人を殺すことについての是非については一切触れない事」だと思う。
晴が人殺しなんてやめようよとかキオみたいな事言い出したら面倒なアニメに成り下がってたろうなーと。いや殺し合いを止めようとは言うんだけど襲われたら容赦なく返り討ちにする辺りキモが座ってるなと。
そもそも暗殺学校だの暗殺集団だのがゴロゴロいる世界らしいから倫理観自体こちらの世界とは違うかもしれないけど。嫌だな常日頃暗殺者に怯える生活って。
まぁその辺の緩さも含めて最後まで楽しませていただきましたと。じゃあちょっとおばあちゃんと青春してくるね。
