せい☆どく

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感想垂れ流し系

一週間フレンズ。 第12話 「友達になってください。」

藤宮さんは今期アニメヒロインの中で1番可愛かったと言っても過言ではない。
むしろ今年1番かもしれない。


道中色々あったけど終わってみれば良い最終回であった。
記憶障害自体は原因が判明しても治る様子はないのだが長谷君に関しては既にちょっとずつ蓄積されているようだし完治も時間の問題と言うか作品の本質はそこではないと言うか。
あくまで長谷君との関係がメインなのであってそれ以外の要素は添え物と言っても過言ではなく。いやまぁ周囲がある程度優しいからこそ許されるキャラな気もするけど。
実際あの子お高く止まってるわよねーみたいな軽い虐めなんかもいつの間にか霧散してたし。あれは教室でツンケンしなくなったおかげなのだが。
だからこそ終盤に降って湧いた「昔の友達」である九条が波乱を起こすと思っていたのだが…ちょっと記憶をリセットさせて長谷君を奮起させた以外はすっかり大人しくなってしまって。
長谷君的には九条がいたからこそ終盤のあの行動ではあるんだけど九条自体が何かしたわけでもないので結局ただの空回りだったと言えなくもない。と言うか実際その通りだし。
まぁ今まで散々仲良かったんだしたまには距離を置いてお互いの大事さを再確認するのも良いよねーみたいな展開だったと言うことで。
既に付き合ってるも同然な気もするけどあくまで友達のまま終わったのは純なのかウブなのか。
傍から見てあのバカップルさっさと付き合っちまえと思うクラスメイトが何人いるのやら。毎週月曜日になるとお互い友達になってくださいと確認しあうとか何プレイだって思われてそうだし。
もどかしいと言えばもどかしいのだが今回の桐生君見てたら分かるけど相手の気持ちを察して的確な行動取れるキャラが主人公だったら問題もなにもあったもんじゃないわけで。
あの手の聡いキャラはあくまで友人ポジションに置かないと山も谷もないストーリーになってしまいかねない。そういう意味では適度にウザく適度に女々しく適度に愚直な長谷君は実に主人公向けの性格であった。


総括。
1週間で記憶リセットと言うぶっちゃけご都合な設定で最初はどう話を広げていくのかと思ったが。
原因を掘り下げたり治すために四苦八苦するのではなくあくまでそういう症状を持つ少女とどう付き合っていくか、が主軸になっていた本作。
少なくともアニメを見る限りでは可愛い藤宮さん観察記録と言って差し支えない内容だったと思われる。大体ノートのおかげで序盤の早い段階から記憶リセットがあってないようなものになったし。
そもそも1度周囲に明かしてからは九条関連以外で問題やすれ違いが発生したわけでもなし。一時期は長谷君いなくても良いんじゃないかなーとすら思ってたくらいだし。
なんやかんやあっても結局は藤宮さんkawaiiアニメだったと言うことで。泣いたり笑ったりする藤宮さんを観察するための作品でありそれ以上でもそれ以下でもなく。
個人的には長谷君も可愛いものじゃないかと微笑ましく思っていたのだが世間的にはあまり評価されてないようで。可愛いから藤宮さんと友達になりたいなんて馬鹿正直な事言う辺りとか好感すら持てるのだが。
終盤藤宮さんを傷つけた軽率な行為は迂闊だと思うけど最終的には反省して仲直りできたことだし良い主人公だったとは思う。
アニメはここで終わるし2期もなさそうな締め方だったけどこの2人の結末が気になるので原作追いかけてみようかしらん。