せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

ヤマノススメ 新二十四合目 「さよなら、わたしたちの夏」

喧嘩して浮気して仲直り。
夜は大いに盛り上がったことであろう。


いやー本当に良い最終回であった。
山のススメなのに最後が山登りではなく友人とのイザコザと言うのはある意味この作品らしいと言うか一種の原点回帰と言うか。
約束が叶っちゃうと私達どうなっちゃうのと前回まで散々悩んだ次の話がこれと言う辺り5年後だろうが10年後だろうがこの関係は変わらないのだろうなと思わせるほどのバカップルっぷり。
まさに日常物としては理想的な関係ではあるのだが見てる周りはたまったもんじゃないと言うか延々とノロケを聞かされる新キャラちゃんの気持ちたるや。
聞かされるだけならまだしも目の前で喧嘩と言う名のイチャつきを見せられで気付いたら勝手に仲直りしてる始末。挙句なぜ喧嘩してたかは忘れてるし出会って数日の子に対する対応ではないすぎる…。
と言うか新キャラちゃんもせっかくレギュラーになりそうなキャラの濃さなのにアニメ自体もう終わりとはなんと勿体無い。
まぁ原作はまだまだ続いてるしそっちの方で出番はあるだろうけど。


総括。
終わったはずなのにあまり終わった喪失感がないのはよほど綺麗に終わったせいか、はたまたまだ実感がないだけか。
何となくまだまだ続いていく気がしてるので気分的には後者かな。数日経って落ち込むかもしれないし原作を買いに行くかもしれない。
しかし1期の頃は1クール合わせても1時間程度の内容だったのに2期になっていきなり15分枠に拡大とかよほど反響が良かったのだろうか。
そんなに放送時間伸びてやることあるのかと思った事もあるけど今となってはこのくらいの尺で丁度良いとすら思える辺りなんとも現金な話ではある。
実際日常アニメって15分2クールの尺がぴったりな気がする。30分2クールだと間延びするし30分1クールだと物足りないし。
1話ごとの放送時間は短めに、その分放送期間を延ばして長く広く楽しめる。そんな放送形態が日常枠にはお似合いなのではあるまいかと。
この方法なら1クールアニメの乱造で原作を食いつぶす速度も減るし視聴者はお気に入りの作品を長く楽しめるしで一石二鳥ではある。制作側の都合はこの際置いておくとして。
いやまぁこのアニメに限ってはただ女の子がイチャイチャするだけではなく合間合間に入る山登りが良いアクセントになって中だるみしなかったって部分も最後まで楽しめた原因の1つではあるんだろうけど。