せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

ユリ熊嵐 EPISODE 12 「ユリ熊嵐」

クマ化がただのコスプレだこれ。


「なぜそうなるのか」と野暮なことを考えなければ良い最終回であった。
文字通り2人は幸せなキスをして終了としか言い様が無い展開ではあるしそうなるのは前々から分かっていたし。
ただまぁ流石に紅葉がクマ化するとは思わなかった。随分可愛らしいマスコットになってまぁ…。
子供の頃の傲慢な考えを改めて自分から歩み寄ろうとする辺りは確かに成長なのだが人間に未練がなさすぎだろうと思わないでもなく。いじめられっ子状態だったしそりゃ未練も何もないにせよ。
あと紅葉の記憶が無いのは銀子の願いの代償ではなく紅葉本人の願いが原因と言うのも考えてみればなるほど納得。
確かにAの願いのためにBが記憶を失う、とかはた迷惑なことされるよりはよほど自然ではあるし話的にも綺麗に収まるし。子供のお願いにしては賢すぎるのは深く考えないとして。
るるは天国で弟と仲良くやってるしゲス熊は優しい人に拾ってもらったし眼鏡はクマリア様だったしでなんとなく大団円っぽいけど実際絵本のような話と思えばこれはこれで良いのだろうか。


総括。
生存戦略よりは大分分かりやすい話ではあるのだが相変わらずエキセントリックな内容であった。
そもそも喋るマスコット熊が人間を襲ったり襲われたりしてる時点でまともに見るものではないのだがよくこんな世界観で作品1つ作れるものだと。
人と熊の関係を通してなんとなく描きたかったことは伝わらないでもないけど下手に考察や考えを言うとボロが出そうなのでなんだか分からんがとにかく良し!で済ませておくのが吉か。
でも正直あまり自分好みの百合っぽさは感じられなかったかなと。