せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

弱虫ペダル GRANDE ROAD ROAD.24 「WINNER」

福富「俺はつ4位!」


多少尺を詰めてでも前回で決着つけても良かったんじゃ、と思うものの概ね良い最終回であった。
ここからまた回想だのなんだのでゴール引き伸ばされたらどうしようかと思ってたけど特にイベントもなく普通にゴールされるとそれはそれで物足りないと言うか。
最終的にずいぶんあっさり小野田君が勝ったなーと言うのが正直なところではある。抜きつ抜かれつがあまりなかったせいだろうか。
まぁさすがに1期3クール2期2クール、合計5クール分の積み重ねがあるので流石にここで小野田君が勝つことにどうこう言うつもりはサラサラないのだが。
むしろ山岳の方にもうちょっとエピソードがあっても…と思ったけどただでさえ主人公気質なのにこれ以上目立ってもどうしようもないか。初インハイ初敗北ってだけでも主役っぽいのに。
と言うかここはスポーツ漫画的に1年の時点でインハイで優勝しちゃう小野田君が異端ではあるのか。おかげで今原作でやってる2年目の大会がすっかり負け確イベみたいになってるし総北。
ともあれ長かった勝負もこれで終わりか…と思ったら最後の最後でアキバめぐりとはなんというサプライズ。
ここで小野田君が自分の好きなものを先輩に渡して感謝するのは展開的に綺麗ではあるけどもどうせなら3年の卒業までやっても良かった気がしないでもない。
それはそれで尺や話の繋がりが大変だししょうがないっちゃしょうがないけども。


総括。
上でも言った通りこのご時世に5クールも使って決着まで描いてもらえる辺りなんとも幸せな作品だなぁと。
5クールどころか1クール程度で適当に切られるアニメもある昨今、チャンピオン的にもやはり看板漫画として相応しい場を用意したと言うことだろうか。
原作からして回想の多い作品だしそれくらい尺がなければ描ききれなかったってのが本音なんだろうけど尺を使っただけの面白さはあったので何も問題はなく。
強いて問題点を上げるとするなら総北と箱学、あと京伏以外ほとんどモブ以下の扱いだったのが勿体無いと気もするけどこればかりは原作通りなのでどうしようもなく。
大体これ以上メインになる学校増やすとそれこそ何クールあっても描ききれなかったろうし呉の負け犬が目立っただけでも御の字と思うべきか。
流石に劇場版までは見に行かないだろうけどそちらも盛り上がれば今原作でやってる2年生編もやってくれるかもしれないし今後の展開を楽しみにしておこう。
総北・箱学の3年生が軒並み卒業するからキャラの魅力としてはやや物足りない感があるけど声と動きがついたら印象も変わるかもしれないし。