やだなにこのヌルヌル作画。金と時間でも余ったのだろうか。
いやー最後の最後までゆるゆるっとした良い最終回であった。
死期云々に関しては早い段階でギャグテイストになってたのでそこまで深刻ではないとは思っていたけどただの中二病で終わらせるとは。
話自体はご覧の通り大したことなかったのだが各々の活躍と異様によく動く作画のおかげで見応えはあったし良しとしておこう。
と言うか最終回でもさらに1人居候が増える辺りパワーバランスと言うかモンスターを多数飼ってる怪しい男の烙印を押されかねない気がする。
そんな大家族っぷりのおかげで金がねえ飯がねえ状態になったのが真の最終回と言うのは実にこの作品らしい最後だったなと。良い意味で。
Aパートみたいな内容で終わらせるよりこういう何の気無い日常話で終わる辺り需要を分かっていると言うか。
まぁ需要と言うなら今まで過激になるばかりだったお色気描写が少し物足りなかったのは残念だけどそれはそれとして。
あとミーアが最後まで本当にメインヒロインかと思うような影の薄さだったのだがこればかりはキャラが多いのでどうしようもなく。
一緒に死ぬ云々言っただけでもよくやった方と褒めるべきか。
総括。
1話の時点で作画が崩れたりストーリーが不愉快にならないか心配したけどまるで杞憂なくらい安定した良いアニメであった。
前情報ではラミア、ケンタウロス、ハーピーと生活しているくらいしか知らなかったのでどんどん増えるモン娘はそれだけでも眼福状態。
ネタ的にはニッチ街道まっしぐらと言うかどこまで行ってもマニア向けの題材なのに売上もそこそこ良いらしいしモンスター娘ブームが来ているのか…。
ただ耳やしっぽが生えるだけでモンスターでござい、みたいな軽いノリに一石を投じたのならそれは実に面白いなと。
あるいは女の子がえろえろな目に会うなら見た目はどんなものでも構わないと思うくらいオタクの業が深いのか。こっちだったらどうしよう。
しかしシチュエーション的にはどこからどう見てもハーレム物ではあるのだが主人公を好意的に見られたのは早い段階で誰かを娶ると決めたおかげだろうか。
いやまぁその辺のやり取りは後半ほとんど触れられなかったけど最低限その辺の自覚があるとないとじゃ全然違うなと。相手の好感を聞き流す男を好きになれるはずもないし。
