せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

とらドラ! 第25話 「とらドラ!」

恥ずかしい台詞禁止。


そんなわけで良い最終回だった。実に良い最終回であった。
母親の実家を訪れてからの展開が早いとか大河と別れてからあっさり1年後とかそもそもラブラブになってからの期間が短いとか色々考えるところもあるが総合的には良し。
いやまぁラブラブ期間が短いのはそういう展開が好きな自分にとっては結構な痛手ではあったけど妄想スキルを駆使してなんとかするとしよう。
こういう今までの苦難を乗り越えてお互い付き合い出したら即エンディングってのはギャルゲ然としてあまり好みではないからなぁ…。
しかし母親相手に目の前で大人になるから見ててくれは変な意味で捉えそうになった。実際次のシーンで同じ部屋で布団2つだし。
むしろキスシーンの後絶対ヤってるよねアレ。ヤらなきゃ嘘だろう高校生!
いやまぁヤってないとしても大河のキスおねだりシーンだけでご飯3合はいけるけど。何回やるつもりだと。
その後大河が竜児の元を離れて母親と暮らしだすのは依存するだけでなく本当の意味でひとり立ちする意味もあるんだろうけどせめて一言くらい言ってからですね。
まぁこのご時世メールや電話でいくらでも連絡は取れるのだが。実際クラスメイトが一斉に連絡してたし。
それにしても最後のセーラー服大河もそうだけど全体的に大河のリアクションが可愛すぎてどうしたものかと。これがデレ状態の破壊力か。
1年の空白を考えると再開後はもっとイチャイチャしてそうな感じだったけど割とあっさりしてたのはやはり連絡自体は取っていたのだろうか。
というか最後のあのシーンは高校卒業したから改めてこの町に戻ってきたのか、それとも卒業式だから特別に遊びにきたのか。原作は1年後みたいな事はやってないんだっけ。
その辺含めて想像力を試される描写ではあるがとりあえずめでたしめでたしと言う事で1つ。


総括。
終わって残念な作品、まだまだ見たい作品は数あれど喪失感を感じる作品ってのは珍しい。
別にそこまで入れ込んでたはずじゃないのにいつの間にここまで注目していたのだろう。我ながらよく分からない。
見てる最中何度外に飛び出して我が身の孤独を世界にアピールしようかと。良いなぁうらやましいなぁでも現実じゃありえないよなぁ。
とらドラはリアル」みたいな発言はどうかと思うが少なくとも青春を振り返らせてくれる程度には揺さぶってくれる良い作品だった。
内容が突飛なファンタジーではなくあくまで恋愛要素のみで最後まで突き進んだ…もちろんギャグだの何だのはあるが…せいだろうけど、一番の理由はやはりキャラの魅力か。
まぁキャラの性格自体がファンタジーだよってツッコミもあるだろうけどさすがに野暮なので却下しておく。ここまで飛びぬけたのはなくても実際似たり寄ったりなのはいるし。
あと途中で昼ドラ展開だの殴り合いだの青春とは程遠い内容もないではなかったがそれもまた新鮮ではあった。
その辺を全部含めて「見ていこう、付き合っていこう」と思える作品だったということであり、要するに良作であったと。
しかしこの虚脱感というか無くしてしまった感をどう補填してくれよう。原作も終わってるし。
原作・アニメ終了後の話を入れたスピンオフでもやってくれないものだろうか。