絶対服従…どこもいじってないのにそのまますぎる。
最後までテンションMAXな良い最終回であった。
色々言いたいこと突っ込みたいことはあるのだがここまで勢い任せで突っ走られたら何も言えないよねーみたいな。
まぁ視聴者の裏をかこうかこうとして無茶な展開になるよりは最初から無理を通して道理を引っ込ませる方がマシではある。のだろうか。
ただラスボスのBBA自体はあまり威厳を感じなかったし計画に関しても壮大は壮大なんだけどいまいちピンとこない壮大さなのでそういう意味ではやや肩透かしと言ったところか。
これはもう中盤までボス役を担っていた皐月様が悪いのだが。あまりにも存在感が強すぎた。
ライバルキャラが途中から仲間になるのはお約束ではあるのだが敵でいるときは主人公を圧倒、味方になったら主人公より目立ちまくりとまさにやりたい放題だったからなぁ。
一応最終回では全体的に流子が目立っていたのだがEDでの髪を切った皐月様で最後の最後を持って行かれたなと。妹とキャッキャウフフデートとか色々反則すぎる。
いや鮮血との別れのシーンは普通に名場面だと思うけど。セーラー服を卒業とか誰が上手いことを。
安易に生き残らせたり復活させずに別れのまま終わらせたビターっぷりは素直に良かったと思う。
総括。
1話からはっちゃけすぎだろうこれ絶対途中で息切れするよ…と思ってたらなんだかんだで最後まで走りきったこの作品。
どう考えても四天王戦辺りで力尽きると思ったんだがなぁ。実際ややダレかけた部分はあるけどそこを乗り越えたらまた勢いづいてきたし。
もちろん要所要所で意図的に手抜き、と言うか力を抜いた回もあるにはあったのだがそれでも他の作品に比べたら十分爆走ではある。
演出やストーリーだけでなく声優も作品全体の熱さに引けをとらない良い熱演っぷりだったのではあるまいかと。
特に小清水亜美はやたら突っ込むか叫んでた印象。最終回なんて喉壊すんじゃないかと思うほど絶叫してたし。
それとは対照的に皐月様は最後までどっしり構えた良い助演っぷりと言うか未だに柚木涼香がやってると信じられないのだが。こんな演技できたのかと感心することしきり。
オリジナル作品だしこの作品で描くべきことは全部描き切っただろうから2期だなんだは無縁だろうけどこの勢いはどこか別の作品に受け継がれてもらいたいものである。
とは言うもののBD9巻には本編後を描いた25話が収録されるらしいけど。そっちで鮮血復活したらどうしよう。
