せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

ドルアーガの塔 〜the Sword of URUK〜 第12話 「つないだ手は…」

いい最終回であっ…ただの兄弟喧嘩だこれ。


何でこうなったのかイマイチ分からないまま最終決戦。
ニーバの神を倒す発言は抽象的なものかと思ったけど言葉通り天に向かって砲撃していたら反撃が帰ってきてちょっと吹いた。
うっかり忘れそうだけど神様とか普通に存在する世界だったっけここは…空に砲撃したら反撃が帰ってきたとか接触するだけなら随分簡単そうだったんだなぁ。
結局兄弟喧嘩の延長線上で世界が危機に陥ったとかなんともはた迷惑な兄と弟だ。まぁそうでなくともギルガメス王が暴走してたんだろうけど。
作画や演出はさすが最終回ということもあり文句ない出来栄えだったが強いて言うなら若干詰め込みすぎな気がしないでもない。
しかし鎧全部脱いだ方がジルは格好良い…ではなくあそこまで強くなるとかどういう理由付けだろうか。
単純に考えるなら今までディフェンダーとしての重装備をしてたけど全部脱いで身軽になった出ござる、といったところなんだろうが…。
もしそうならまったく不向きな装備で旅をしていたということになりかねんのだが。他人を守るための装備と言うことか。
それにしても最後はギルのひぎぃとかそれなんて嫌がらせ。浣腸癖は大きくなってもそのままかカイ。
というかギルはあれだけ虐殺や大騒ぎをしていたのにあっさり生存とかどうなのだろう。
まぁドルアーガの塔の象徴的キャラを殺すわけにもいかなかったんだろうが…暴走の理由も呪いだかのせいだったし。
それを言うならニーバもニーバでちゃっかり生き延びてるんだよなぁ。サキュバスが助けたおかげらしいけど。
なんでサキュバスがそこまでしてニーバに尽くしてるのか気にならんではないがちびサキュバスのおかげで全部どうでも良くなった。
不満があるとすればこんだけメインキャラに死者が少ないならヘナロも復活させてくれればですね。
あとウラーゴンは最後どうなったのだろう。暴君殺しの英雄だと言うのに。


総括。クーパ可愛いよクーパ。
1期の頃はギャグ6シリアス4といった割合で後半に真面目分が集中したけど2期はギャグ4シリアス6といった感じで若干重めのストーリー。
1期ラストが壮絶な2期へのスルーパスだったのでどうなることかと思いきや予想よりは綺麗にオチた感じではある。
最初は邪神ドルアーガがどうのといった話だったのにいつのまにかキャラ各々の欲望や考えのぶつかり合いになっていたのはなんとなくテーマが透けて見える気がしないでもない。
ただ主人公であるジルに最後まで劇的な魅力を感じなかったのは残念ではある。周囲が面白い、というよりあまりにオーソドックスすぎるからなぁジル。
何だかんだ言いつつ2クールしっかり楽しめたので最終的に見て良かった作品ではある。これで終わらせるのは若干惜しいなぁ。