せい☆どく

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感想垂れ流し系

図書館戦争 第12話 「図書館ハ誰ガタメニ」

良い最終回であった…のだろうか。


前回の派手なサバゲー終了後、教官はカミーユ状態になり隊長は30発以上も弾をぶち込まれたり指令は辞令したりと散々な有様。
これで図書隊はどうなるのかと思えば特にどうということもなく。そもそも図書隊って非政府組織だったのか。
良化隊が散々無茶やってるから悪いのはあちらかと思ったらこちらが非合法とは思わなんだ。法律的には書籍を守る権利だかなんだかがあるらしいけど。
まぁ最終回に判明したのは「悪いのはマズゴミとそれに踊らされる愚民だっただった」という一点が強調されてたからあまり気にならない、というか気にしなかったけど。
ぶっちゃけ俺達の図書防衛はこれからだ!みたいな感じに見えなくもない。そもそも何か解決したのだろうかこれ。
確かにラブコメやってれば良いさとは言ったがここまでベタベタされたらそれはそれで複雑。主人公の成長物語…で良いのかなぁ。
あと病人に鉢植えは止めましょう。


総括。前評判は割と良かったのでどんな内容かと期待したものの、思った方向性とは少し違ってちと残念。
図書だ戦争だメディア法だってのはあくまで添え物として見れば良いのだろうが、そうするにしてはあまりに自己主張が激しい設定だし。
1話1話進むたびに「あいつなら昨日の銃撃戦で死んだよ」みたいな殺伐さがあればまた違ったのかもしらんが、これじゃサバゲーと揶揄されてもしょうがない。
設定やキャラクターは良かったのにそれを纏める描写ができなかったというか、水と油はやっぱり水と油だったというか。
もし矛盾も違和感もなく融和させることができたらかなりの名作になったろうに惜しいことをしたもんだ。