せい☆どく

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感想垂れ流し系

喰霊-零- 第12話 「祈 焦」

良い俺達の戦いはこれからだ!であった。


今までの積み重ねを爆発させたまさに最終回にふさわしい決戦。
前回の最後と冒頭が繋がらない気もするけどそんな些細なことは気にしないでおこう。
これまでねっちりと姉と妹という関係を推し進めてきただけあって良い具合に感情移入できたなぁ。
願いを叶える殺生石に神楽を守りたいという願いを込める黄泉なんて本当にだってヴァと同じ中の人なのかと。
まぁここまで綺麗に終わらせておいて原作じゃ悪霊として復活してるらしいけど。
しかしノリちゃんは最後の最後に駆けつけたと思いきや武器だけ置いて帰るとか一瞬見直しかけて損したぞこれ。
2年後は完全に吹っ切って戦いに参加するらしいけどエピローグだけ見ると現実逃避したとしか思えない遊び人っぷりだ。
そしてまさかの白石稔復活、中の人だけ。
原作主人公に転生できるのならダーツの的にされたのも本望であろう…2期はないだろうけど。
局長と桐ちゃんが生きてたのも割とサプライズであったがまさか幼児退行してるとは思わなんだ。死なないだけマシと思うべきか。
神楽の性格がガラっと変わってたのが気になるけど最愛の人を殺して2年も殺伐とした生活を続ければそりゃああいう風に変わりもするか。


総括。
1話で登場キャラ全滅、2話でヒロイン殺害疑惑とまさに掴みは完璧。
あそこまで思わせぶりな展開をやられてから過去話を展開されたらそりゃ気になって見続けるしかない。
それでも出来が微妙なら普通に切れたんだろうけど中身もまた上手いもんだから始末が悪い、もちろん良い意味で。
こんだけお膳立てされると原作の方も集めてみたくはあるのだが内容やノリが大分違うらしいので若干躊躇しないでもない。1話はネットで見られるらしいけど。
何にせよ原作を引き立てるという意味では大成功のアニメではあった。DVD売上次第では2期やって欲しいもんだなぁ。