ネタバレ100％。
続きを、とかやってもどうせ何らかのキーワードで飛んできたら意味ないし携帯じゃそのままなんでそのまま書く。
・ディケイドパート
何か色々謎が残ってた気がするけどとりあえず楽しめた事だけは確か。納得できたかと言えばまた話は違ってくるのだが。
しかしこれまでの仮面ライダーディケイドは、で始まる割にTV版最終回と劇場版に繋がりがあまりなかったような。
TV版最終回は平成ライダーズが一斉に襲ってきて最後にディエンドが銃を突きつけて締め！だったのにあの状況からどう脱出したのか。
当のディエンドというか海東は平気な顔してブラついてるしディケイドの敵になったのかと思えば士がやられた時どこからともなく出てきて悲しんでるし。なんじゃそりゃ。
まぁそれはそれとして実にディケイド無双な話であった。のっけからスカイ、スーパー1、カブトが瞬殺された時は何事かと思ったなぁ。クロックアップからのインビジボゥとか反則すぎる。
その後もJをミサイルで退けたり龍騎＆ブレイドを片方武器に変化させつつ纏めて片付けたりアルティメットクウガを自爆させたりとまさに「あいつ1人で良いんじゃないか」状態。
問題はそこからで夏みかんが仮面ライダーキバーラに変身してディケイドを倒したら全ての世界とライダーが復活。唐突に渡が出てきてこれで世界は復活したよ、でもディケイドの物語なんてないからねと断言。
作中であまり説明がなかったので半分想像だがディケイドが全ライダーを1度倒して全てを破壊、その後ディケイドが倒されたことにより破壊による再生が行われ全ての世界は元通り。
戦いによって復活した世界は今後消えることはないけどディケイドは物語自体がないので復活することはない…と言うことか。
メタ的な発言をすれば「平成ライダーってかなり忘れられてたけどディケイドのおかげでまた商業活用できるよ。やったねタエちゃん」ってことですね、分かります。
とりあえずディケイドがなぜそうしたかは分かったが「なぜディケイドがそんなことをできた」のかは深く考えない方が良いんだろうか。そういう役割を与えられたってことで。
肝心の士は「物語がないから復活しないよ」って言われてたけど写真が残ってたので皆で念じたら復活しましたとさ。もう完全に人間じゃないなこいつ。
何というか世界にそういう役割を与えられた自浄作用みたいな存在になってる気がする。白血球的な。
その後はディケイドがいないからと調子に乗ってるスーパーショッカー相手にディケイド、ディエンド、クウガ、キバーラの4人＋平成ライダーズで復活怪人とドラス相手に大立ち回り。
何度見ても例のBGMと「通りすがりの仮面ライダーだ」の組み合わせは痺れるなぁ。黄門様の印籠のごとく。
ドラスは平成ライダーズが全員パワーアップ姿でフルボッコというかなり情け無用な最期であった。あれに耐えられる怪人はそうそういないだろう。
しかしキバーラは作中で鳴滝様とまで言ってたくせにその鳴滝演じるゾル大佐に牙を剥いて良いんだろうか。もはや完全に夏みかんの変身キットと化してたけど。
と言うか鳴滝さん、夏の映画で大ショッカー潰してくれとディケイドに頭下げたのに当の本人がショッカー入りしてどうするんですか。
蜂女が原因でネオ生命体が暴走したのもディケイドのせいにしてたしこの人が何をしたいのか分からない。多分おのれディケイド言いたいだけなんだろう。
最後はネオ生命体が出てきて爆発オチのようにWパートへ。正直3部構成だって知らなかったからかなりキョトンとしたのは秘密。
え、タックル？うんまぁ…別に。
・Wパート
映画にしてはかなり地味…だったのはこの後のMOVIE大戦パートのせいか。この事件の主犯がそっちまで逃げ出すし。
こちらはディケイドと違いかなりTV部分に関わる内容を明かしてたけど本編の方でも説明あるんだろうか。むしろそっちでやるべきだろうって情報ばかりだったなぁ。
所長がおやっさんの死を知ったとかフィリップがメモリーを作っていたとかおやっさんが誰かの依頼を受けてフィリップを助け出そうとしていたとか。
そもそもおやっさんがWのベルトやメモリを全て持っていたとかスカルのメモリも普段は使わなかったけど大分前から持ってた風だったとかフィリップが本体になるファングメモリがあるとか映画だけのネタにするのは実に勿体無い。
かと言ってこの辺を本放送で全部明かすと今度は映画の立場がなくなるし悩ましい限りではある。
それにつけてもおやっさんの格好良さは異常。おやっさんによる元祖お前の罪を数えろとかこれだけでも見た価値はあったもんだ。
てっきり過去パートだけしか出てこないと思ったら現代の方でも死人還りなる事件のおかげで出てきてくれたしなぁ。犯人はダミードーパントだったが。
最初デスドーパントと言いながら死神っぽい姿で出てきたのはすっかり騙された。そういうのもありそうだと普通に思ってたし。
おやっさんの幻影を吹っ切ったWを前にダミーが逃げ出したところでWパートは終了。
途中園咲姉妹と尻彦さんが邪魔しにきたけどヒートメタルの前に一蹴されてたので特に語ることはあるまい。と言うか本気出せば1人で幹部3人相手でも互角以上かW。
・MOVIE大戦パート
いつの間にかディケイド以外いなくなってた戦場にWが合流。いや他のも後から出てきたけど、一斉にくすぐったいぞしながら変身してスーパークライス要塞足止め。
画面を2分割にしてお互いのパートを交互に進めながら「仮面ライダーだ！」でハモらせつつ一緒にバイクで走らせるシーンは良い見せ場だったなぁ。
ずっと走り続けてたダミードーパントとWがどうやってここに迷い込んだのかは特に気にしないことにしよう。クライス要塞が眠っていたのはWの世界だったってことで。
てっきり夏の映画はなかったことになってると思ってたのでディケイドとWがお互いを覚えてたのは驚いた。
じゃあTVと夏の映画とこの映画の関係はどうなってるのかと思わないでもないが…これも気にしないことにしよう。気にするだけ無駄と言うか。
ここで入れ替わるようにディケイドはダミードーパントを相手に、Wはディケイドが倒したマンモスロボに乗ってクライス要塞を相手にしてたけどWの負担が大きすぎやしないかこれ。割とあっさり倒してはいたが。
お互いケリをつけたところでネオ生命体がダミードーパントに取り付いてアルティメットDに変貌。DはダミーのDなのかドラスのDなのか。
これに対抗してディケイドがFFRでWをジョーカージョーカー、サイクロンサイクロンという2人のライダーにしてたけど果たしてこれはパワーアップと言えるのだろうか。
あれは2つのメモリを1つの存在に集約してるから強いんであってそれぞれ分解したらただのメモリ1本分の何かでしかないんじゃ…まぁどうでも良いか。
なんやかんやとトリプルライダーキックでアルティメットDを撃破して平成ライダーズも解散。ディケイドもWに何故か持ってたスカルのカードを渡して撤収。
W以外全員帰ったところで別世界のおやっさんが出てきて翔太郎相手に帽子がサマになってると褒めてエピローグへ。
ディケイドは夏と同じように俺達の旅はこれからだEND。Wはクリスマスを楽しんで終了。色々言いたいことはあるけどどちらもすっきりした終わりなのでヤボな事は言うまい。
なので最期にアクセル出したのは蛇足なんじゃないの、とか思っても言わないでおこう。
全体的の感想としてはまぁ予想よりは上手くまとまったかな、という感じ。
ただディケイドの話がかなり有耶無耶のままにされたのは評価分かれそうだなぁ。確かに終わったと言えば終わったのかもしれないけど。
Wの映画としてはこれ以上ないくらいしっくり終わって良い感じ。前述通り地味っちゃ地味なのだが。
何となくディケイドは今後も映画にされそうな雰囲気はあった。基本いつまでも続けられる設定だしなぁ、その辺は強みではある。
ところでディケイドのTV最終回予告とは内容掠りもしてないんだけどあれはなんだったのだろう。偽予告か。
