せい☆どく

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感想垂れ流し系

鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第63話 「扉の向こう側」

特別EDから溢れるトーサンの主人公臭。


いやー、実に良い最終回だった。次回は後日談的なものだし盛り上がりとしては今回が一番か。
テンション的にも文句無し、ただ軍人ズがこの期に及んでも棒立ち観戦なのが気になったくらいか。
あと最終的にホムンクルスが小物化したのがちょっと残念だったかな。まぁ中身がアレだし小物化というかもともと小物みたいなものだったんだろうけど。
そこから生まれた強欲さんは随分すっきり消えていって。最後に強欲が満たされた、つまりはらぁいっぱいだ…ってことか。
それにしても長い旅路の果てに、あるいは探し続けていったものを見つけ満足して死んでいく男の顔というのはどうしてこうも良いものなのか。
ホーエンハイム然りグリード然り、大総統もまた然り。
スカーはそういう意味では死に場所を逃してズルズルきちゃったなという印象。まるでピッコロさんのようだ。
しかしホーエンハイムの最期は色々反則が過ぎた。お父様戦でいつ死ぬか冷や冷やしてたけど何とか妻の墓標の前まで辿りつけて良かったなぁ。
ただトーサンがあまりに格好良いせいでせっかくエド錬金術と引換にアルを連れ戻したのにちょっと影が薄くなってしまったような。
良くも悪くもそれがニーサンの立ち位置ではあるか。


次回は1話丸々後日談か。今回で原作最終回の半分を使ったことだしエピローグもじっくりやってもらえそうだ。
エドウィンリィのあのシーンはぜひとも力を入れて欲しい所。