せい☆どく

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感想垂れ流し系

屍鬼 第22話 「蔡蒐話」

酷い…最終回だったね。


人間も完全に狂気に侵されている以上ハッピーエンドはありえないだろうと思っていたがここまでするかと。
結局屍鬼は幼女とロリコン坊主以外全滅、村も山火事に巻き込まれて人の住める状態ではなくなって結果的には痛み分け状態か。
こんな村でも救おうとした医者先生の悪あがきとは裏腹に腐れ坊主の完全に人間辞めた行動は如何ともし難くあるなぁ。人を殺してまでやりたかったことなのか、あれが。
夏野も辰巳と一緒に自爆するし救いと言えばかおりとその弟が生き残ってたことくらいか…あ、夏野パパも正気に戻ったようで何より。何気にママンも戻っていたような。
しかし夏野があまりにも自己犠牲すぎるのでその辺の説明をもうちょっと掘り下げても良かったかな。
屍鬼が気に入らないというのは分かるが生前の性格でそういう行動に移ろうとする予兆を見せて欲しかったというか。この村が気に入らないとは言っていたがそこから屍鬼を嫌うようになる何かがあれば。
後はなんだろう、最終回だからってここぞとばかりにグロ描写に力をいれるのはどうかと。具体的には恵。
確かに自分勝手で無茶苦茶なキャラではあったがあそこまでの殺され方をされるほどかというと。何度トラクターに轢かれてるんだ。
そう言えばマサオは死に際描写無しでいつの間にか死んでたっけ。勿体無い。


総括。
原作付きかつフジリュー作画ということで色々注目はしていたけど不思議な作品だったなぁというのが第一印象。
最初はとにかく地味に、そして段々と未知の存在の包囲が迫ってくる恐怖…かと思えば結局は人間が強いよねという話になるとは。
いくらなんでも起き上がりが弱すぎだろうと思ったしこんなか細い存在でよく村1つ制圧しようと考えた物だ。幼女の思いつきとはいえ。
敗因の大半は医者先生の存在なんだろうけど仮にいなかった、排除できていたとしてもどう考えても長続きしない王国が出来上がったとしか。
まぁ漫画はまだ終わってないのでどうなるかは分からないけど。とりあえず坊主もげろ。