せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

傾物語

ネタバレ注意。




中盤までは毎日風呂の時間にパラパラと読む程度だったが中盤以降の超展開は夜通し読みふけってしまった。今までに比べて規模が大きすぎる。
いやもう何と言ったものか、ただただビックリだの連続で久々にヒットした内容だったなぁ。正直猫物語黒白はそこまで面白いものとは思わなんだし。
副題はまよいキョンシーなのにまったく八九寺が出てこなかったのは残念ではあるが全編忍押しなのが個人的によし。いや、見た目的に好きなキャラは別にいるんだけど性格やパラレ木さんとの関係性は忍が一番好きだわさ。
ここまで忍が目立ったら鬼物語しのぶタイムでの出番がなくなってしまうのではないかと思うくらいに。
関係ないけど鬼物語って既に二次小説であるのね。しかも副題がしのぶエンド。
そういえば今回タイムスリップしてるにも関わらず忍メインの話がしのぶタイムと言うと…また時間飛ぶつもりか。ぶっちゃけネタを前借りしたでしょこれ。
まぁ正確には今回やったのはタイムスリップではなく平行世界への移動だったのだけども。時間を扱ってたつもりが空間に早変わりとは便利な設定だよ平行世界。
タイムパラドックスの矛盾点はこれである程度解決されてそうには見えるのだが、別の世界の人間が別の世界の人間を助けるというのも何か深刻な矛盾をはらんでる気がしないでもない。
実際別の世界の阿良々木暦が別の世界の八九寺真宵を助けたせいでその世界が滅びかけたことには変わりないよなぁ。この世界の阿良々木さんも頑張ってたとかキスショットが堪え性なかったとか言う以前の問題として。
しかしなんだろう、こんな状況でも困ったときの忍野メメというかお前はどこの長門かと思うくらいの手際の良さ。
いやまぁ時間移動も解決方法も実行したのは忍だけど忍が長門かと言えばむしろハルヒの方なので。いや、声優を掛けたのではなく!
忍野の出番自体は手紙オンリーなのだがその内容たるや破壊陰陽師や詐欺師と組んでキスショットに挑んだ内容をスピンアウトで書いて欲しいくらいの格好良さだった。そもそもが久々の出番だったし。
暴走キスショットに関しては予想外のあっさり解決っぷりに肩透かし。狂ったとか暴走してるとか言っても何だかんだで中身は一緒ということか。おセンチメンタルで良かったのか悪かったのか。
大人八九寺は今のロリ状態からじゃ想像出来ない見た目になってそうだなぁ。発言からして随分サバサバしてるし。
こういう時挿絵の1つでも欲しいところではあるがいかんせん化物語には作中挿絵は存在せず。アニメでやる…のはどうだろ、可能性としてはあるけどそれこそ5年後以上先の話になりそうだ。


ところでプリキュアの話にしても猫物語の感想が西尾維新に届いてる件にせよ、どんだけタイトなスケジュールで刊行してるんだろうこれ。
さすが筆の速さは随一だなー。めだかボックスの原作もやってるんだろうによくやる。