あれもこれもそれも全部鴻上会長ってやつの仕業なんだ。
なんだって、それは本当かい。
すっかり恒例となったMOVIE大戦だが今年の内容はフォーゼ側、オーズ側共に良い出来だったなぁ。
オーズは例によって鴻上会長が原因の大騒動。フォーゼは落下してきた隕石から採取されたゲル生命体についての一悶着と。
オーズについては番宣でアンクが普通にいたのでどういうことかと思ってたら未来からやってきましたよというオチだったか。
結構な年月が経っているにも関わらず見た目・性格ともに変化がないのはそういう生き物なのか再生してからさほど時間が経っていなかったのか…。
どちらにせよオーズと言えばアンクなので限定とはいえ復活してきてくれたのは普通にありがたい話ではある。
ついでにメダルも紫以外全て復活したことになるのかな。これで来年以降の映画出演も問題ないよ、やったねタエちゃん。
仮面ライダーアクアについては何と言うかスーツの劣化が早そうですねと。戦い方は嫌いではない、むしろ拳法主体で好きな方だが。
アンクは未来でも姿変わってないしアクアのサポートをしていると思えばなかなかほっこりする話ではある。いやまぁそれだと自信喪失云々はなかったような気もするけど。
一方バースコンビは何というネタっぷり。2体いるうちの1体は完全に破壊されて残りも劇中で復活することなく終了とは。
生身で撹乱させる的なこと言ってたけど正直本気で役に立ってたとは思えませんでしたよ5103に伊達さん。時間稼ぎにしても怪しいもんだ。
で、フォーゼ側。弦太郎がゲル生命体に恋をしたと書くと誤解しか招きそうにないが実際そうだから困る。
そのゲル生命体であるなでしこはディケイドにおけるタックルみたいに本筋にほとんど関係ないライダーなんだろうなぁ…と思ってたら割とがっつり絡んできたのが意外だった。
まぁ最後はエネルギーに変換されてしまうわけだが、そこで落ち込んでる弦太郎を助けるために仮面ライダー部のメンバーが時間稼ぎするというのは友情を感じたなぁ。
決して敵にダメージを与えたわけではないのだが弦太郎が泣く時間くらいは作ってやる、という心意気。どこぞの水上スキーで遊んでた2人組とは大違いですな！
あとタイトルにはいなかったけど地味に良い活躍をしていたWはやはり見ていて気持ちの良いライダーだった。
ジョーカーまさかの再登場やらいつの間にか先輩ライダーとなっていた2人などファンサービスが素晴らしい。
そもそももう2つ前のライダーなのにわざわざ出演してくれるところに作品への愛を感じる。あとフィリップの中の人がえらい急成長してて笑うやら何やら。
昭和ライダー勢は仮面ライダー部を意識してか今回はストロンガーまで。スカイライダーやスーパー1はどこ行った。
いやまぁ数が減った分それなりに見せ場はあるだろう…と思ったら罠に掛かってメダルとスイッチにされたとかちょっとアレな扱いではあったなぁ。復活怪人達への必殺技乱舞は燃えるものがあったけど。
と言うかあれって存在をエネルギーに変換されたってことなんだろうけどその後普通に再生される辺り昭和ライダーはどういう存在になっているんだろう。伝説という概念が形になっているとしか思えん。
しかし何がアレって財団Xが便利すぎて困る。W、OOO、そしてフォーゼの世界にまでがっちり絡み付いて暗躍してるからなぁ。
暗躍しっぱなしで結局何がしたいのかイマイチ伝わってこないけど世界征服的なもので良いのだろうか。ちょくちょく行動起こしてるけど大体が科学者や幹部の個人的暴走が多いし。
基本的にはエネルギー開発が中心なんだろうがガイアメモリ、コアメダル、アストロスイッチとどれだけ集めれば気が済むのだろう。あとコンペで落ちたけどNEVERとか。
それらすべてに出資している上に確かガイアメモリだけでも4兆近く金を出していんだっけか。
多分フォーゼの次のライダーにも関わってるし新生平成ライダーに対するショッカー的な大組織として今後も扱われていくのかね。
他に言うことがあるとすれば…Wや000の必殺技の派手さとフォーゼの地味さについてだろうか。
3人のライダーが同じスクリーンで動くとやはり各々特徴が目立つのだが、Wや000と違いフォーゼはアタッチメント主体なわけでどうしても映像的に地味だったなぁというのが印象的。
000なんて予算という楔から解き放たれたせいか無駄にコンボ連発しまくってたし。と言ってもフォーゼはまだ最終フォームやら何やら残っているわけでそこは今後に期待か。
それにしてもそれぞれの活躍シーンで主題歌が流れるのは卑怯なくらい格好良いなぁ。OPきた！これで勝つる！みたいな。
来年のオール戦隊VSオールライダーはイロモノ分多めだろうけど凄い化学変化があるかもしれないのでそれなりに期待はしておこう。
