せい☆どく

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感想垂れ流し系

寄生獣 セイの格率 stage:24 「寄生獣」

「心に余裕のある生物、なんと素晴らしい」
最後まで名言を作ってくるからこの作品は侮れん。


最終回の相手がパラサイトではなく人間の殺人鬼と言う辺りなんともこの作品らしい結末。
結局怖いのはどこにいるか分からない化け物ではなく身近な人間だった…と言うオチではないのだろうけど、厄介さで言えばどちらが上なのやら。
少なくとも人間に寄生して人間の食べ物で生きていけるようになって人間社会に溶け込む事を決めたパラサイトの方が安全と言えば安全か。
いやまぁ田村玲子みたいに子供を作って家庭を持つパラサイトがいたら将来亡くなった時化け物の死体になるってことだし一騒動起きるだろうけど。
しかしあくまで殺人鬼であって戦闘狂ではないとは言えあれだけ大口叩いた浦上がワンパンでイナフと言うのはなんとも情けない。
その辺含めて人間ってことなんだろうけど。


総括。
最初はキャラデザで絶望して次にBGMの使い方に首を傾げたとは言え2クールも見続ければ愛着も出ると言うもので。
全体としてまぁ良いアニメ化だったのではなかろうかと。特に特筆すべき不満も今となってはないわけで。
微妙に歯切れの悪い褒め方なのは原作のシナリオが良いおかげであってアニメーション特有の良さはあまりなかったかなーと思う部分があったりなかったり。
いや声優は全体的に良かったし作画も割と安定してたけど過去の名作をアニメ化するだけの何かは感じられなかったと言うか。
それでもこのご時世に寄生獣の名前を改めて世に出してくれたことは感謝すべきなのだろうか。