せい☆どく

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感想垂れ流し系

紅殻のパンドラ #12 「希望 -エルピス-」

シリアスおじさんが日常百合作品で頑張るとこうなると言う典型。


いやー最後まで良いゆりんゆりんアニメであった。
ところどころ重くなる要素もあったもののそれもまた2人の友情を深めるためのスパイスと思えば逆にありがたみすら感じるレベルで。
実際博士的にはそういう意図…いや百合目当てではなくゴーストを生み出す目的があってあえて情報を小出しにしてた部分があるだろうし食えない褐色眼鏡だこと。
ブエルの暴走も任意ではないんだろうけど人工知能の構築のためとか言ってたし何となく目的は察せられるか。わざわざ身を隠す必要があるのかはともかく。
原作じゃまだ生死不明状態を引っ張ってるっぽいしアニメで完全に姿を見せたのはアニオリなのだろうか。まぁ誰も死んでるとは思ってないっぽいけど。
と言うかブエルの暴走はぶっちゃけタクミちゃん(とシリアスおじさん)のせいでもあるのだがシリアスおじさんと違ってなんのお咎めもなしとはスパッツ幼女ズルい。
シリアスおじさんも結局生きているのやら死んでいるのやら。キャラとしては死んだも同然だしこのままひっそり退場させた方が優しさかもしれない。
何やっても裏目に出る辺りは笑いを通り越して哀れみすら感じたしおじさん。


総括。
攻殻機動隊の世界観からよくここまでのゆるふわ百合作品が形成されたものだと。
士郎正宗が予想以上に造詣深かったのかあるいは六道神士の趣味か。なんにせよ良い塩梅のアニメであった。
しかしこのゆるふわ世界もあと何年か何十年かもすれば攻殻機動隊ばりのサイバネティックスワールドになるんだから良いのか悪いのか。
攻殻世界に繋がる単語や技術はちらほら出てきたけど福音の掲げる世界平和には程遠い状況だし一概に良い繋がりとは言えないか。流石に規模がデカすぎて実現不可能だとは思うけど。