せい☆どく

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感想垂れ流し系

DEATH NOTE 第37話 「新世界」

伝家の宝刀「ジェバンニが一晩でやってくれました」。
相変わらず反則というか、ニアメロのおかげというより有能な部下のおかげじゃないかこれ。


そんなわけで個人的には良い最終回であった。月の最期の改変については賛否両論激しすぎるけど。
前半まではほぼ原作通りの月のテンパりと無様なやられっぷりをさらけ出してたのに、後半からの急展開は良くも悪くも見入ってしまった。
原作好きには好まれないかもしれないけどそれ以上に月というキャラに感情移入してただけに最期の死に方は否定はできないわ。
まぁその感情移入も8割くらいは中の人の演技によるものなんだけど。このアニメの声優は2〜3名除いてどれも名演技すぎた。
しかし魅上はもうダメだと悟って自殺を図ったのか神を逃がすために注意をひきつけたのか分かりにくいなぁ。
リュークにしても原作の突き放すような死刑宣告に比べてどこか別れを惜しんでるような感情の流れを感じたし、全体的に月に救いのある展開だったような。
もちろん死ぬ事は死ぬんだし、ここら辺の月の内面がほとんど描写されてないから救いがあったのかどうかは分からなかったけど。
ただ言えるのは無様に転がって死にたくないと叫んでから絶命するよりはよほど優しい、というか甘い終わり方だった。
どちらが良いかは分からないけど後味の良さで言うならこちらのが上か。同時にミサが自殺したような描写もあったけど原作でも結局死んでるし。
ぶっちゃけ原作の終わり方ですら賛否両論なんだし原作、映画とはまた違う終わりと言うことに関しては評価したい。


後日談やらは夏の総集編にやるみたいだけど、何にせよこのクオリティを維持して3クール突き進んでくれたことは良い会社に当たれたもんだ。
ちょっと最後に物議を醸し出すような終わりにしたのは問題ではあるものの、総じて非常に原作再現率の高い作品だった。