せい☆どく

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感想垂れ流し系

セイントオクトーバー 第26話 「ロリ決着!めくるめくあなたと超運命!」

良い最終回であった。割と本音で。


やってることはシリアスなのにどうしても後一歩でギャグっぽく見えるのは作品自体がアレなのか。
重苦しくならなくて良いと言えば良いんだけどそれで良いのか最終回。
結局ユアンが何とかしなきゃ全滅してただけにご都合展開といえばご都合展開なんだけど、それを突っ込むような視聴者はここまで残ってないか。
用務員のおじさんは結局石版の創造主だってのは分かったけど、何もあんな格好で見守らなくても良かったのではないか。暴走を静観しすぎだし。
死んだ人が復活したのはご都合というより「さすがにそうしなきゃ」と思ってたので問題はなし。ユアンはもっと反省すべきだと思うが。
しかしユアンは戻らない方が綺麗に終わったんじゃないだろうか。諸悪の権化といっても過言ではないぞこいつ。
とまぁ全体的に予定調和な終わり方だったけど、アッシュと小十乃の関係がそのままだったのはこの作品に見え隠れする黒さの最後の露出だったように思える。
普通の作品ならなんらかの形で親子の和解をさせるだろうに子供は本心から捨ててくれてありがとうと良い親は親で自分が依存する相手を見失い自分探しの旅に出た、と。
じゃあ父親は神父なのかと言えば父親代わりでもないとさりげに爆弾発言してるし、黒ロリの行く末が危うい気がする。
中々そういう親子関係の終わりを見せる作品もないよなぁという点においてこのシーンは最終回の中でも特に印象深かった。


総括。おとぎ銃士といいセイントオクトーバーといい、表面は子供向けっぽいのにネタが多量に仕込まれた作品は大好物であります。
惜しくらむはそういうカモフラージュ被ってるせいかどっちの人気も微妙でいまいち流行らないというか、感想にしても見る機会が少ないんだよなぁ。
まさに「もっと評価されていい」というべきか。いやでもこれが周りで話題になるのも不健全と思わんでもないが。
何にせよラストのアンコールという掛け声のように、2期や別の展開があるならそっちも追いかけてみたい程度には十分楽しめた2クールだった。
最初の3話辺りで切らなくて良かったわ。