せい☆どく

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感想垂れ流し系

マクロスF 第25話 「アナタノオト」

もしかして眼鏡無駄死に?


そんなわけで良い…かどうかは判断しがたいが意外とすんなり纏まった最終回であった。
無理やり纏めた感を感じないでもないが無理やりという部分を抜きにすれば納得できないでもないオチではある。
ほとんどヒロインメドレーというかプロモーションビデオのような展開なのだがまぁこれはこれで有りじゃないかなぁ…みたいな。
主題歌をバックに無理やりテンション上げて最終決戦なんて割とどこでもやってることだしーと言えばそれまでなのだが。
まぁ突っ込もうとするならあっさり生きてた主人公や台詞だけで説明される設定、あれだけ死ぬ死ぬ言ってたのになんともなかったぜなシェリルや攻撃されたから記憶が戻ったブレラなど枚挙に暇ないけども。
アルトはどっち選ぶんだろうとかランカはもうノコノコ戻ってこれないよなとかシェリル本当に死ぬんだろうかとかそんな考えが一切無駄になったのはなんとも。
とりあえず今まであんだけ憎んでおいて黒幕発覚&ちょっと庇ってもらっただけでバジュラ擁護するアルトはミシェルの事、たまには思い出してあげてください。
そもそもこの男最後の最後までどちらも選ばず二股…3P?エンドにまで持ち込んでるしなぁ。そういう配慮ある行動を期待するだけ野暮か。
しかし17歳の人はラスボスにしてはいまいち威厳や凄みに欠けててなんともぱっとしない決着だったなぁ。
何しろランカやシェリルとは因縁があるもののトドメを刺したアルトとはほとんど関わりがないというのが凄い。
主人公とまったく接点のないラスボスってのもどうなんだろう…いやまぁ裏では色々交差していたけども。


総括。
1話の期待度があまりに高すぎたせいでしばらく微妙っぽいかなと思った時期もあったけど、総じてクオリティの高い作品ではあった。
主役がふらふらしすぎだとか中盤の展開がダレっぱなしだとか欠点もあるものの楽しめたか否かで言えば間違いなく2クールきっちり楽しめたし。
そもそもヒロインが第2第3の主人公というコンセプトの上で作ってるんだろうから本来の主人公が多少フラつくのも道理というものか。
ランカやシェリルがそれぞれ別の切り口の主人公として動いたからこそ話が広がったんだし。そのせいでダラダラになったと言えなくもないが。
設定や脇役の動きに関してはこれで十分なような物足りないような微妙なラインではあるけど2クールならこれがいっぱいいっぱいだろうし無茶は言うまい。
4クールあればまた違ったんだろうけどこのご時勢4クール作品なんてそうそう作れるものでなし、劇場版が作られるだけで我慢するとしよう。
しかしその劇場版というのは1話から最終話までを1本に纏めた作品になるのか、はたまた最終話の後の続編という位置付けになるのか。
それが問題か。