せい☆どく

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感想垂れ流し系

化物語 第15話 「つばさキャット 其ノ伍」

パンツはいてない上に絆創膏。
何そのマニアックな。


1クール作品が何の因果か1年越しの最終回。長かった、本当に長かった。
いやまぁ急いで作られて半端な出来になるよりはまだマシだったんだろうけど。早く丁寧が最上なのは言うまでもないが。
本編の方は大体消化試合と言うか15話自体が原作にして50Pもない分量だったんでこんなもんかな。
言いたいことやりたいことは14話で殆ど終わってたし後はブラック羽川による阿良々木暦への問い詰めと忍参上くらいしか見せ場残ってなかったし。
その問い詰めこそが重要ではあるのだが、結局は阿良々木君と戦場ヶ原ひたぎの繋がりの強さを見せつけられただけの話になったような。
別名のろけ話。羽川ももうちょっと肉食系だったら戦場ヶ原が出てくる前に勝負をつけられたろうに。
しかし忍登場のシーンはえらい力入ってたなぁ。入れるとこ間違えたのかパンツはいてなかったけど。
結局忍が何を思ってどう考えて家出をしたかはこれだけだと分かりにくいのだが、傷や偽はアニメ化の予定あるのだろうか。
あったとしても今のシャフトだと2年後、下手すれば3年後とかになりそうだ…今もいっぱいいっぱいだし。


総括。本当に長い作品だった、放送期間的な意味で。
内容自体は丁寧に原作を踏まえてるし作画も「崩れるくらいなら映さなければいいじゃない」理論で少なくとも眼に入る映像自体は綺麗なものだった。
いやその理屈はおかしいとは思うのだが確かに言われてみれば映像はあってもグダグダなものよりは映像がない部分があっても他はちゃんとしてる方が良い…のかなぁ。その辺は個人個人の考えか。
それにしても原作を読んでる人間からすれば特に文句のない出来だったと思うけど、まさかここまで売れる作品になるとは夢にも思わず。
まぁそれは化物語とシャフトがたまたま化学反応を起こした結果であり、例えば戯言シリーズ刀語めだかボックスなんかをシャフトにやらせてもこうはいくまい。
そういう意味では奇跡のような作品に出会えて幸運だったと言うべきだろうか。とりあえず次は傷物語お願いしますシャフトさん、映画でも何でも良いんで。
あるいは偽物語とセットにして4話ずつやるとか。こよみヴァンプかれんビーつきひフェニックスで丁度良い。