せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

玄関子かわいいよ玄関子。大使ネタキャラだよ大使。
あとネタバレ全開。







しばらく00からご無沙汰だったせいかかなりの内容を忘れかけていたのだがそれでも十分楽しめたと思う。
ぶっちゃけ見に行く前にネタバレの大半と敵の正体を知っていたからスムーズに見られたというのが正しいのだが。まったくの知識なしだったらオチでぽかーんとした可能性あり。
事前に某所で見た簡単なまとめが実に分かりやすかったからなぁ。確か

ELS「母星が危ない。宇宙漂ってたら木星の近くに艦を見つけたので融合してみたよ」
ELS「データ調べて地球という星に行ったらいきなり撃たれた。これがあちらの挨拶か、ちぃ覚えた」
ELS「知性がないけど金属がたくさんあるので融合融合。脳量子波を出す存在もいたので融合を試みるよ、貴方と合体したい」
ELS「とりあえず仲間を連れてあそびにいくヨ」
ELS「大歓迎されたので真似してみます。良いから融合しよう、なっ」
ELS「やっとちゃんと会話できる人が来たので色々話し合ったら攻撃してはいけないらしい。ごめんね宇宙に友好の花を咲かせるよ」
ELS「メタルせっさんをお返しします。俺がガンダムだ


こんな感じだったかな…。
ELSのイメージ映像では既に母星無くなってるんじゃないかと思ったけどどうやらあれはイメージ映像だったらしい。
まぁ確かに星が滅んだ後にELSが普通に射出されていったから話が繋がらないなとは思っていたが。母星残ってなかったら刹那はどこ行ってたんだという話にもなるし。
印象としては最初ホラーで途中からSFチックなノリ。ファーストコンタクト物としては結構面白かったんじゃないかと。
ELSの圧倒的物量は画面的に見栄え良かったのだがヤラレメカが物量で突っ込んでくるだけとも言えるのでその辺は良し悪しだろうか。
個人的には圧倒的物量で押してくる敵を食い止める人類、という流れは嫌いではなかったけど肝心の人類側の戦力が軍縮のせいかイマイチしょっぱかったのは残念。
地球存亡の危機にしてはこれだけ?感がぬぐえないというか。あれじゃ戦艦500隻もないしMSも1万いってないくらいのイメージだ。
だからこそ絶望的な状況でも踏ん張る軍人、というものを描けたんだろうけど。
いやまぁ荒熊の息子は死ぬ間際まで存在を忘れていたので走馬灯で荒熊さんが出るまで誰これ状態だったのは秘密だが。最期はトランザムで全力を出し切った死に様であったが。
死に様と言えばミスターブシドーは今回で完全に死んでしまったなぁ。しれっとELSと融合してメタルブシドーとして生きてても不思議ではないが流石にそれはないか。
出番は少ないながらも中盤のソレビ救出や敵本陣に穴を開ける役目など大事なところは持っていったので不遇とは思わないが。
一方のソレビ部隊は誰も死なず。いや刹那はあれ人として生きてるのか分からない状態だが…生きてると言えば生きてるかな。俺がメタルだ。
何でもかんでも殺せば良いってもんでもないので死ななかったことに異存はないが。マリー辺り死なれても困るし。
しかし今回のソレスタルビーイングメンバーは2期最終回から2年後ということもあってさすがに色々変わっていたなぁ。まずドリル娘がドリルヘアじゃなくなっていたことに驚いた。
全体的に等身もさらに伸びた気がする…というか顔が長くなってたような。このくらいならまだ良いけどこれ以上伸びたらさすがに違和感を覚えそうだ。
映像的にはさすがに劇場版ということで文句のつけようもないほどの出来。戦闘シーンは高速飛来する敵が中心なんで目が疲れるのが玉に瑕だが。
どのMSも格好良く動いてはいたのだが肝心の00ライザーやクアンタは刹那が戦わなかったり対話しに向かったりでほとんど活躍がなかったなぁ。
まぁ中盤ふらっと出てきてティエリアごと爆発したラファエルガンダムよりはマシなのかもしれないけど。最終決戦でまた出てくると思いきやティエリアは刹那と一緒に行動するし。
MS以外で映像的に見所はと言えばやはりアレハレルヤの曲芸シーンか。10m以上ありそうな壁を垂直に駆け上がったり鉄棒でジャンプしたりとアクロバット極まりない。
キャラクターは基本的に今まで出てきたキャラがほとんど出てきているのだが上でも言った通り半分忘れてる状態なので誰だか分からないキャラも多々あり。
新キャラで目立ったのはデカルト・シャーマンという名の噛ませ犬とミーナくらいかな。
ミーナを見て一瞬なんでネーナが、と思ったけどミーナがネーナのモデルになった人物らしく細かいところで差があり。そもそも科学者だし。
シャーマン大尉は本当になんというか…何のために出てきたのか分からないキャラだったなぁ。大口叩いたかと思えば中盤であっさり死亡とは。
機体も腕も十分強かったとは思うし面白そうな性格してたんで最終決戦まで生き残ってほしかったのだが勿体無い。


それにしても仲間とろくに会話もできなかった刹那が未知との遭遇に対して対話の架け橋になると言うのも1期から比べると随分成長したもんだ。
そういう意味ではガンダム00の終わりの話としてはこれ以上ないくらいの終着点だったと思う。メタルせっさんは賛否両論ありそうだけど。
ちらほら「この映画ガンダムじゃなくても良いよね」って言う人がいるけどそれは映画ではなくテレビ版のガンダム00に言うべきではかろうかと。
テレビ版のガンダム00ガンダムとして認めるならその最終章であるこの映画もガンダムであり、この映画がガンダムでないと言うならテレビのガンダム00ガンダムではないだろうと。
基本的にやりたい事や描きたかったことは共通してると思うし。テレビで人類の対話を終えたのだから映画で未知との対話を描いてもなんらおかしなところはないと思う。


あ、あとビリーはもげろ。