せい☆どく

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感想垂れ流し系

境界線上のホライゾン 第13話 「境界線上の整列者達」

良い最終回かと思ったか?
残念、もう次の話をやってるよ!


バトル描写を多少駆け足気味にやっていたので後はゆっくり後日談的なものを描写できるなぁ…と思っていたらまさか2巻序盤の内容まで進むとは。
EDで1巻ラストの挿絵とか本当によくわかっているスタッフだなーと思っていたのに余韻に浸る間もなく次の襲撃とは忙しくもテンション上げさせてくれるな。
さっきまで密集隊形だのテルシオだの艦隊戦だのやっていたのにいきなり野球部だ陸上部だのが襲ってくるのはギャグにしか見えませんが一応真面目です。
と言うか2巻は英国メインの話だけあって正直三征西班牙の運動部メンバーは印象に薄いのだが映像で見るとやたら派手に見えて否応なく印象に残るな。特に魔球兄妹。
しかし2巻の内容を先行して進めるのはただのファンサービスなのか、あるいはそうしないと分割2期でも尺が間に合わないのか…。
というかどう考えても2巻の内容は1クールじゃ収められないし2クールやって欲しいんだけどな。単純に考えてページ数が1巻の1.5倍くらいあるわけだし。
先の話ばかりしてもしょうがないので13話の話。とりあえず悲嘆の怠惰の数少ない見せ場をこうも派手に見せてくれたのは良かったなと。
今後ホラ子のメイン武器となるガル茂砲だがいかんせん戦闘要員じゃないホラ子では性能を上手く発揮できないわけで。武装のない武蔵に取っては貴重な砲撃ではあるんだけど。
ただ描写的にはアサマチのズドン砲のが威力ありそうな気がしないでもない。いやさすがにそこまではないと思うのだが。
そう言えばP.A.ODAの面々、原作じゃもうちょっとあっさりだったと思うがアニメだと随分威風堂々と侵入してきたなぁ。
まぁあれ柴田勝家の告白だか結婚式の帰り道らしいけど。少なくとも鬼柴田、あるいは佐々成政が出てくるのは3期以降か…そこまでやるんだろうか。
あとホラ子が寝言で突然歌いだしたのは電波受信ではなく歌が魂のデフラグ云々プログラムの最適化かんぬんと色々理由はあるんだけどやっぱり電波にしか見えなくて困る。
そもそもセージュンと会話してる時に歌い出したのもそういう意味合いがあるわけで。決して突然歌いだす電波ロボ子ではありません。
感情を取り戻すたびにあの歌い方もどんどん変化していくんだろうなぁ。


総括。
Fate/Zeroと同じく既に2期が決まっている、というか最初から分割込みなので総括は少なめに。
とりあえずよくぞこれをアニメ化してくれたもんだとスタッフに全裸土下座したい気分。さすがサンライズは伊達じゃない。
特に意識して見ていたわけでもないが作画崩れとかほとんど起こしてなかったんじゃないだろうか。結構ゴチャゴチャした装飾とかも多いのに大したもんだ。
話の方もラノベ原作にありがちながっかり改変はほとんどなくほぼ原作通り。もちろん尺の都合で泣く泣くカットされた部分はあるがそればかりはどうしようもなく。
会話が多かったり戦闘シーンでも文章ではいまいち伝わりにくい描写が多いんでこれを映像化とかどうなるんだろうと最初は心配だったものの終わってみればまさに杞憂でしかなかったなー。
会話劇はまぁ声優に恵まれていた部分があるし制作サイドだけの力ってわけでもないだろうけど戦争シーンの分かりやすさ、見栄えの良さは文句なし。
原作での難解な言い回しをアニメで分かりやすく見せてくれただけでもアニメ化にした意味があるというものだ。
声優と言えばメイン、サブキャスト含めてほぼハズレ無しというのも地味にありがたい。特にアデーレのアニメでの可愛さはあゆるボイスあってのものと言っても過言ではなく。
他には斎藤千和、画伯、ジョージなんぞが名演怪演を見せてくれたなぁ。もちろん終盤で見せ場を作った福山潤主演男優賞に相応しい演技っぷりだったかと。
ホラ子は出番の関係で見せ場らしい見せ場は少なかったが2期以降はそれなりに出番も増えるので今後に期待ということで。


ともあれ夏からの2期が今から待ち遠しいものである。BD全巻買ってコメンタリと特典小説を糧に生きていくとするか…。