せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

パシフィック・リム

ネタバレ有り有り。



ロボット怪獣物だという情報だけでホイホイ見に行ったからまさか主役が杉田智和声だとは思わなかった。
そして他のメインキャストの大半がガンダム声優と言う。何この杉田虐め…出るだけなら杉田も出てるけど。
果たしてこのキャスティングは偶然なのか狙ったのか。いや偶然でアムロとシャアとシロッコは並び立たないか。
内容的にはあっちの人が好きそうな世界を救っちゃう系の映画なのだが巨大ロボという無骨なテーマを用いたのが気に入った。
いきなり怪獣が出てきたのはさておきそれに対抗できるロボをホイホイ作れるとかあの地球の技術どうなってるんだと思わなくもないがそこは言うだけ野暮か。格好良けりゃそれで良いんだよ的な。
あと主人公の杉田がいい歳したおっさんなだけに無駄な悩みが葛藤がなかったのも良い。冒頭の5年前ならともかく兄を失って色々苦労してきたからなんだろうけど。
そういう葛藤やら何やらは相方の林原めぐみかライバルの浪川大輔が受け持った感だろうか。まさかシャアが生き残ってアルが死ぬとは思わなかったが。
司令官は逆に最初から死亡フラグバリバリだったのでどうなっても特に驚きはなし。
肝心のイェーガーは枚挙に暇がないくらい見覚えある要素がこれでもかと詰め込まれたロボットだったけど監督がガチガチの日本ロボオタなんだっけ。
一番最初に連想するのはエヴァかGガンだったのだが監督的にはザクがモデルらしい。え、どの辺が。
やや残念だったのは出撃シーンの大半が豪雨か水中だったので動きが見辛かった点だろうか。劇場スクリーンだからそこまで気にはならなかったけど。
あともうちょっと主役以外のロボの活躍が見たかったのだがあまり数が多すぎると同時に動かしにくいだろうししょうがないかな。
そのおかげで中国製とロシア製がポンコツ気味に見えてしまう不遇。いや3本腕とか好みだけど。
怪獣に関してはクトゥルフかモンハンかと言ったイメージで良い感じに恐怖心は煽れたけど香港戦以降はちょっと適当に処理されてもったいないかなと。
まぁ裂け目爆破が目的だからいちいち相手にしてられないってのもあるんだろうけど。そういう意味では空飛んだ相手とのバトルが一番盛り上がっただろうか。


しかし親子連れが意外と多かったけど子供とか楽しめたのだろうかこれ。中盤は人間模様ばかり描写してたし。