せい☆どく

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感想垂れ流し系

蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-  第12話 「航路を拓く力」

あれが西住流八艘飛び。


いやー実に良い最終回だった。最終決戦と呼ぶにふさわしいてんこ盛り展開で大満足。
まぁ最後の方は艦関係なくメンタルモデル同士の格ゲーみたいな感じになってたけど今までありそうでなかったイオナのアクションっぷりを見られたので何も問題はない。
実際メンタルモデル無双したのってロリを守ってたハルナとキリシマくらいだっけ。最後に良いもの見せてもらいました。
しかしコンゴウはもう自壊するしか末路はないんじゃないかと思っていただけにイオナと繋がってチョロ化して事なきを得るとは。
EDの愛で満たされるはコンゴウのことだと思うとなかなか意味深い。いやここまで来るのにえらい苦労したし決してチョロくはないのだが。
むしろ本家チョロインのタカオと比べたらまさに名前の通り金剛石のような面倒くささであったとも言えるわけで。
群像とそこまで接触してなかったのにここまでぼっちをこじらせるとか恐るべきは群像ウイルス。それとも霧の艦に我思う故に我ありなんて概念持ち込んだ時点でこうなる結末だったのだろうか。
その辺のアレコレはアニメとは全然展開の違う原作漫画でやっていくだろうしちょっと読んでみようかしらん。イオナが大分ギャグ寄りになってることくらいしか知らないけど。
そう言えばタカオは戻ったのにキリクマはそのままとか完全に戻る気無くしてるのだろうか。今更戻られても困るけど。


総括。
最初CGアニメと聞いて不安半分…むしろ9割くらい不安しかなかったのだがフタを開けてみればどうしてなかなか。
そもそも作画はフルCGでストーリーは原作から改変したオリジナル展開とか文面だけ見たら不安どころか不満しかなさそうなのによくここまで面白く仕立てあげたもんだ。
流石にモブキャラは手抜きされてるけどレギュラーどころは普通に手書きと言われても信じてしまいそうな滑らかさ。特に水着回での腰回りは手書きを超えたと言っても過言ではないレベルで。
なんだかんだ言われてもやり続けなきゃ進歩しないしここまでCG技術を培ってきたスタッフには素直にGJを送りたい。
トーリーの方は重厚な艦隊アニメと言うよりメンタルモデルに焦点を当てた話になってたけど艦戦シーンが弱いわけではなくむしろストーリーを補強するほど燃える展開が多くて実に良し。
ただ中盤ハルナ周辺に描写割きすぎて最後に繋がるイオナの成長描写があまり見られなかったのはやや残念ではある。と言ってもせいぜい2〜3話くらいのものだし401轟沈回だけで十分と言えば十分でもあるが。
終わってみれば金剛一派を籠絡しただけでまだまだ霧との戦いは続くし俺たちの戦いはこれからだENDなのだが2期やってくれないものだろうか。