せい☆どく

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感想垂れ流し系

アクティヴレイド -機動強襲室第八係- 2nd File 12 「この素晴らしき日常」

痛快娯楽作品としていつまでも続けて欲しい…。


そんなわけで実に良い最終回であった。
都知事は捕まる、人工衛星は食い止められる、黒騎さんは戻ってくる、バードはぶん殴られる。
万事全て丸く収まって実にめでたしめでたしと。それでいて無駄に感動的にするわけでもなくさらっと終わったのがこの作品らしいノリの軽さだなと。
バードと繋がっていたスリ子が1人トンズラこいてたけど続編があっても良いしここで終わっても良いし特に重大な伏線ってわけでもないかな。
しかしこれだけ大騒動起こした当のバードが第八の誰とも合わずボスの妹にワンパンマンされて終わるとは思わなかった。この姉妹ほんと男運無いな…。
バードがなぜこんな刹那快楽主義になったのか特に説明ないまま終わったけしまじろうほど深刻でもなさそうだし本当にただの享楽主義者だったって事で良いのかな。はた迷惑な。
あと事件解決の立役者である黒騎さんは最後にめまぐるしい戦闘シーンで活躍を見せてはくれたけど如何せんこの人根が真面目なのかヒロイン的なキャラを作らなかったせいであと一歩主人公になりきれない感が勿体無い。
強いて言うなら瀬名さんかなヒロインポジは。1期は同じ主人公の1人だったはずなのにどこで差がついたのやら。


総括。
1期も結構やりたい放題やってる感じだったけど2期はそれにも増して伸び伸びと羨ましいほどに好き放題やってた今作。
承認だの許可だの実際はしがらみも色々あるんだろうけどそれを感じさせないフリーダムさはキャラの魅力から来るものか。
不自由を不自由として受け止めず石ころに躓いた程度としか思ってないリアクションのせいで見てる側もあまりストレスにならなかったのが大きいのだろうか。
一応警察に属する組織の割にその手の制限や不便さをあまり意識せず見られたからなぁ。制限あってもすぐ抜け道探してくるし。
最終的に総理の許可すら生返事1つでGOサイン出すんだからそりゃ不自由もないわなと。都知事の後ろ盾を失ってこれから厳しくなるにせよそれはまた別の話と言うことで。
惜しむらくはせっかく2期から参戦した新メンバーがあまり目立たなかったことくらいだろうか。ウィルウェアに乗るゆかりん声の子はともかく視線恐怖症の子なんてほとんど見せ場なかったし。
まぁこれは既存キャラが濃すぎるせいで目立つチャンスが巡ってこなかったのもあるんだろうけど。一癖も二癖もあるメンバーだし。
その辺まるっと解決した3期があれば良いのだが難しいかな。期待せず待っていよう。