せい☆どく

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感想垂れ流し系

クロムクロ 第二十六話 「侍は振り返らず」

ユーチューバーがあのマッド博士の息子って時点で全てを察してしまった。
そりゃ人の心なんて持ってないわ。何もかもDNAが悪い。


と言うわけで良い最終回であった。
地球に襲撃してきたエフィドルグ関連の話は本当に前々回までで終わって残り2話掛けて由希奈とケンの関係を掘り下げたのは英断だったかなと。
個人的には故郷や友人家族を捨ててでも何かを手に入れようとするヒロインが大好きなのであのままついていった方が好みだったのだが割と短期間で追いつけそうになってるのでこれはこれで。
まさか敵母艦と鬼さんの置き土産だけで5年で富山に宇宙港が建設されるほど技術が上がるとは。富山にはなんでもあるなぁ。
これケン達が命懸けで宇宙に上がらなくても普通に200年もすればエフィドルグ本体も追い返せるほど技術発展してたんじゃ…。まぁ解析だけじゃ限度があるだろうしあのまま残ってたらケン達が人体実験されるのがオチだったろうけど。
そう思うと5年掛けて作られた宇宙技術を真っ先にケンのために使わせて貰えるようになったのはどういう心境の変化かな国連も。
最終話前後の横暴な態度を見てたら宇宙技術を取り合って戦争が起きたりテロ行為してた由希奈達が長期間拘束されてもおかしくなかったろうに。色々あったんだろうけど。
最後くらい5年後のケンちゃんも見てみたかった気もするのだが一応アクセサリーの反応的に生きてるらしいし後の展開はご想像にお任せしますと。
そう言えばアメリカ兵や由希奈って結局不老不死になってるってことで良いのだろうか。


総括。
最初はPAのロボアニメと聞いてどんなドロドロアニメになることかと心配したのだが良くも悪くもノリの軽い作品だったなーと。
終盤こそモブ死者が増えてきたしヒロインの手も血に染まったけど全体的には良い意味で緊張感のない作風だったし。緊張感どころか常識すらないユーチューバーは別として。
かと言って弛緩した作品かと言えばそうでもなく次回が気になる引きは多かったしロボ戦は良く動いてたし何よりキャラが魅力だったりと概ね満足。
不満があるとすれば話を壮大に広げた割にあまり世界観が広がらなかったことくらいだろうか。舞台を富山に絞ったことで妙なパワーバランスの偏りが起きてた気もするし。
まぁその辺りは話の都合と言うか制作側の地元愛と言うか、あまり深くは考えまい。
とりあえずスパロボ参戦希望します。