せい☆どく

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感想垂れ流し系

Myself;Yourself 第13話 「きずな」

良い王道ラブコメ的最終回であった。ごめん嘘、なんだ前半のあの昼ドラっぷりは。
双子駆け落ちと言いガチレズ腹黒星野さんと言いゲームの方でもこの設定は生きてるのだろうか…。


奈々香の両親は不倫か何かで痴情の縺れがあったんだろうとは思ってたがまさか父親が別にいて、その人こそバイオリンの先生だったという展開は女の怖さに眩暈がした。
声だけ聞けば温厚そうな良い母親なのになんという策士、計算高いってレベルではないぞ。
堕ろしたくなかったってのはまぁ分かるのだがあの逆切れっぷりを見るにとても擁護はできそうにない。
そりゃ偽りの父親からすれば壮絶な裏切りというか俺の事馬鹿にしてんのかって感じだよなぁ。殺すのも分からんではない。
そしてヒゲの叔父さんはごめんなさい、8割くらい犯人だと思ってました。
というか本当の父親はそんな秘密墓の下まで持っていけと思わんでもない。一番の元凶は母親だが二番手は間違いなくこいつだ。
奈々香が記憶を封印するのも無理からぬ事であり、思い出してリスカに走るのも納得できてしまうのが恐ろしいところではある。
佐奈もリスカしてたってのは今までの流れから容易に想像できたがなんで苛められてたかって説明は欲しかったところ。
しかしあの流れからいきなり10年後に飛んだのは吹いたというか肩透かしというか。もっとやるべきイベントは山ほどあると思うんだが。
あまりの急展開っぷりに余韻に浸ってる間もないというか気持ちの整理がつかないよ。せめてもう1話あれば超展開とはいえ納得いく内容に仕上がっただろうに。
妙に疲れた色気を出してる星野さんとは裏腹に10年経ってもまったく変わらない金朋地獄は狂気を感じる。あんな28歳ありか。ありだ。
双子に関してはなんというかもう…あれ絶対やってるよねと思わんばかりの見せ方だった。台詞1つないのがまた意味深すぎる。


総括。
終わってみれば王道ラブコメなんて最初と最後だけだったなぁ。ゲームの販促には役立ったと思うが。
ゲームの販促と言えばクリアした人のネタバレ見てるとアニメの方が断然面白いって意見が大多数だなぁ。病み婆とか菜々香の両親の不和とかまったくない設定らしいし。
立ち絵や1枚絵にしても酷い状態らしいし何よりW主人公システムが実に不評らしい。買わなくて正解だったか。
それはさておき、放送当時は特に気にしてなかったのだが金朋地獄とビンタを切っ掛けに見続けて良かったと思える程度には良作だったと思う。
雛子に話数描けたりアニメンジャーなんて暴走話を入れたせいで最後が駆け足になったのは否めないがその辺の話も面白かったので不満というほど不満はなし。
しかしOPのバンドは結局イメージ映像だったということで良いのだろうか。
奈々香だけでなく金朋、黒星野さん、双子の片割れ、教師、ロリルートのどれを通ってもあそこにはたどり着けそうになかったのだが。