せい☆どく

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感想垂れ流し系

ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- 第25話 「共鳴−永遠に響き合うように−」

良い投げっぱなし…もとい最終回であった。


どうも最後まで綺麗なカズキになれないまま終わってしまった感が強いような。これだけ凄まじいテコ入れキャラも珍しい。
まぁ1人10億相手にするつもりなどさらさらないほどのんびり倒してたり身内から助けに行くドラゴノーツ連中よりはマシだろうが。
100匹程度倒した時点で変身解除とは最後まで見せ場のない面子だった。瓜二つコンビなんて何のために出てきたやら。
ギオと教授だけがこの作品の良心だったのだが片や適当な扱い、片や消滅と縁の下の力持ちほど不遇な扱いになるのかこのアニメ。
しかも何だかんだとお膳立てしてもらっといて結局愛は地球を救う的な決着はどうなのだろうか。マザーは物分り良いのか悪いのか。
ジンは最後の最後まで特にめぼしい活躍をするでもなくトアといちゃいちゃしたまま終わったしなぁ。ここまで覚醒しない主人公も珍しい。
最初に比べて明るくなったけどそんなミニマムな部分の変化じゃなくてもっとこう世界を救うに相応しい主人公たる成長を見たかったのだが。
それにしてもあれだけギオに世話になっておいて最後の最後はお別れとかちょっと酷すぎやしないだろうか。ジンのやったことの9割はギオのおかげでもあるのだが。
そもそも最後のシーンのギオはどこに飛んでったのやら。カズキの元にとも思ったけどきちんとお別れ言ってるしタナトスにでも付いていったんだろうか。
どこまで義理堅い男なんだギオ。


総括。
ゴンゾ一流のネタアニメ。いやネタとして見るならこれ以上ないくらい良い天然ボケであったですが。
前半…というか中盤まで捕まっては逃げての繰り返しというギャグでやってんのか的な展開を得てまさかの監督交代。
しかし心機一転1年後になってからはネタ分が不足してどうにも物足りない作品になってしまったのも事実。狙うボケより天然ボケのが凶悪という良い見本であった。
結局前半の皺寄せを食う形になって最後までグダグダやってたけど終わってみれば「これはこれで」と思える不思議。
どの時期でもネタアニメという物は1つはないといかんという事か。例えばキスダム…あれは交代というか逃げ出した分こっちよりタチ悪いけど。