せい☆どく

せい☆どく

感想垂れ流し系

化物語 感想

「もうお兄ちゃん、弟のおっぱい触り過ぎ」
失礼。噛みました。
噛みまみた。
袖の下。


大分放置してた化物語、そしてこないだ買ったばかりの傷物語偽物語を読了。
およそ2週間と、ダラダラ読むのが信条な自分にしてはそれなりに早いペースで読んだなぁ。2日で1冊とか普段はもったいない速度なのだが。
まぁそれだけ面白く読めたというか個人的には今までのどの西尾維新作品よりも受けた、受け入れた。主に漫才的な意味合いで。
さすが趣味で書いてると公言するだけあって中身の大半は本筋とは無関係なキャラ同士の漫才談義がほとんどなのだがそれが面白いと思うか面白くないと思うかはかなり人を選ぶだろうなぁ。
割と真面目に進んだ傷物語はともかく化物語傷物語なんて漫才抜かせば上下巻が1冊に纏まる内容だし。
特に最新刊の傷物語(下)なんて冗談抜きで3分の2ほどキャラ同士の戯言トークで埋まってるし。だがそれがいい、それでいい、そうでいい。
ただでさえ人を選ぶ西尾作品がさらに読者を厳選してどうするんだと思うが、そうは言ってもアニメ化になるほどだし意外と広く受け入れられてるのだろうか。
アニメは1クールだろうからやるとしても化物語だけなんだろうけど、シャフトは割と2期3期ぽんぽん出すから人気次第では続編もありえるかな。まぁとりあえずは目先の1話に集中しておこう。
ちなみに本の面白さを不等号で表すなら偽>化>傷といったところ。物語の完成度としては傷>化>偽になるけど。
面白さに関してはこれはもう単純に「キャラの性格が固まってきた」「出てくるキャラが増えてきた」順になるのでこうなるのもしょうがない。
その代わり物語としての作りは傷物語が最高潮。偽物語になると西尾維新節が溢れすぎてその辺グダグダになってるからなぁ。
キャラクターの魅力・面白さについては神原>八九寺>火憐>戦場ヶ原>忍>千石>巨乳眼鏡>月日…くらいか。
別名阿良々木の漫才パートナーに相応しい順。ありゃりゃ木さんは不動の1位です。
しかし偽物語(下)で最終話と銘打ってあったからじっくり味わって読もうと心構えていたのにあっさり後書きで続き書きますとか肩透かしにも程がある。いや嬉しいけども。
確かに主人公の彼女が最新刊に1Pたりとも出てなかったり蝸牛や猫が消化不良でどうするんだとは思ってたけど。
2010年ってのがちょっと遠いのだが2冊出るらしいし続くだけありがたいもんだ。