せい☆どく

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感想垂れ流し系

大正野球娘。 第12話 「土と埃にまみれます」

こちらは実に良い最終回であった。まるでおおきく振りかぶってを見ている気分のような。


前回に引き続き今回も真っ当な野球を繰り広げてて見ごたえたっぷり。
今まで微妙に活躍や出番のなかったキャラも見せ場があったしまさに最終回に相応しい内容であった。
もちろんピンチから逆転寸前に到るまでがご都合すぎだとか大正時代にこんな戦法あったのかとかそもそも短期間で魔球(変化球)2つとかどんだけだとか突っ込み所もないではないが。
そこを突っ込むのは単に無粋なだけなので見ない事にする。あるいは単純に流れを楽しめば良し。
純粋に野球アニメとして見れば程よく動きもあったし目を見張るようなファインプレーもあり、スカッと1発ホームランもありと清々しい活躍だったなぁ。
下手にリアリティだの何だの考えるよりはこういう見てて気持ち良い内容の方が望ましい。ここまでやって最後惜しくも勝てなかったというバランスも良いし。
まぁあそこでセーフになり同点になったとしても結局下位打線がやられてたろうから延長になって負けてたのは確実だろうけど、お嬢様の体力的に。
ところで監禁から逃げた晶子さんのその後が妙に気になる。こっちは何も解決してないような。
小梅は父親とも和解して三郎さんともキャッキャウフフしてただけにお嬢様の身の振り方も見てみたかったような。まぁ許婚と良い仲に戻れたんだし結果オーライではあろうが。
運転手が首にならないと良いのだが。


総括。
ズブッズブのド素人、しかも全員女子メンバーがどうやって高校野球の選手を相手にするのかと思ったらまさかの1クール丸々特訓。
もちろん最初の数話はメンバー集めだったり途中で1戦やったりもしたものの基本は特訓特訓また特訓と全ては最終回のために費やした物語であった。
それだけに最終回の盛り上がりは繰り返すけど半端なく清々しいものとなったなぁ。まさに一球入魂と言うか、この試合のためのアニメだったと言っても過言ではない。
いやまぁどこが大正的なのかと言う問題もあるがああ言う町並みと垢抜けない衣装を見られただけでも大正時代に設定しただけはあるか。「平成野球娘。」じゃまた色々違ったろうし。
ともあれ気持ちの良い作品であった。